萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 小アルカナ
第7部 タロット / 7-5
小アルカナは、七十八枚のうち日常の出来事を描いた五十六枚です。一枚ずつ暗記する必要はありません。四つの組(スート)の性格と数の意味を掛け合わせれば、初めて見る札でも意味が組み立てられます。一枚引きで小アルカナが出たときも、この掛け算で読めます。
札の神が案内します。トランプを知っていれば、もう半分は分かっています。ハートは気持ち、スペードは考え。組の性格に数を掛ければ、五十六枚は一枚ずつ覚えなくても読めます。
タロットは、もともとあった遊びのカードに、大アルカナの絵札を足して生まれました(7-1)。そのため小アルカナの四つの組は、トランプの四つのマークと対応しています。
| 組(スート) | 扱うもの | たとえる自然(元素) | トランプでは |
|---|---|---|---|
| ワンド(棒) | 意欲、行動、仕事、情熱 | 火 | クラブ ♣ |
| カップ(杯) | 気持ち、人との関係、愛情、共感 | 水 | ハート ♥ |
| ソード(剣) | 考え、言葉、悩み、判断 | 風 | スペード ♠ |
| ペンタクル(金貨) | 物、お金、体、毎日の仕事 | 地 | ダイヤ ♦ |
四つの組は、火・水・風・地という四つの自然のたとえ(四元素)にも当てはめられます。この教科書は、いまいちばん広く使われているウェイト版(7-1)の当てはめ方に合わせています。西洋占星術で十二星座を分ける四元素(3-3)と同じ考え方で、火は意欲、水は感情、風は思考、地は現実を表します。
エース(1)から10までの数にも意味があります。どの組にも共通する基本の意味です(組によって出方が少し変わるところは、各組のページで見ます)。
| 数 | 意味 |
|---|---|
| エース(1) | 始まり。その組の力が、まだ形になる前の、いちばん純粋な状態 |
| 2 | 二つになる。関係、選択、釣り合い |
| 3 | 広がる。形になりはじめる。人が関わってくる |
| 4 | 固まる。安定するが、動かなくなる |
| 5 | 崩れる。4でできた安定が揺らぐ |
| 6 | 回復する。5の混乱から立ち直り、流れが戻る |
| 7 | 迷う。選択肢が増え、幻や誘惑が入り込む |
| 8 | 動く。方向が定まり、力が集中する |
| 9 | 極まる。その組の性質が最大になる。良くも悪くも |
| 10 | 終わる。満ち切って、次の段階へ。多すぎる重さにもなる |
組の性格に、数の意味を掛けるだけです。丸暗記ではなく、組み立てになります。
このやり方なら、数札の四十枚(4組 × 10)が、四つの組と十の数、合わせて十四の意味の掛け算で導けます。絵柄を一枚ずつ覚えなくても、その場で読めます。
気づいたと思いますが、5はどの組でも困難を表します。
4で固まったものが、5で崩れるからです。 反対に6はどの組でも回復を表します。「5で崩れて、6で戻る」と覚えておくと、読むのがぐっと楽になります。
各組には、数札10枚のほかに、人物が描かれた人物の札(コートカード)が4枚(ペイジ・ナイト・クイーン・キング)あります。4組 × 14枚 = 56枚です。
人物の札は、人の構えや態度を表すので、数札とは読み方が少し違います。7-10で扱います。
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