現状に出たら
成果や喜びを分かち合える追い風。いま力を発揮しやすい点に目を向けます。
萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > タロットとは
第7部 タロット / 7-1
知りたいことを一つ決めて、七十八枚のカードから引き、出た絵の意味で「いま」と「次の一手」を読みます。生年月日は使いません。問いを変えれば、何度でも訊けます。そしてもとは占いの道具ではありませんでした。

札の神が案内します。タロットは、訊きたいことを一つ決めて引く占いです。生年月日は要りません。まず二十二枚の絵札を知れば、一枚引きですぐに試せます。
このように、札の名前と絵を知れば、答えの強さと次の一手が分かります。札ごとの意味は7-2から見ていきます。
タロットが最初に現れるのは十五世紀の北イタリアです。 ミラノやフェラーラの宮廷で、タロッキという トランプ遊びに使われていました。
現存する古い例には、十五世紀半ばのヴィスコンティ家に関わるカードがあります。ヴィスコンティ・スフォルツァ版は1450年以降に作られた手描きの豪華なカードです。これらが当初、占い用に作られたという記録はありません。
タロットを占いに使う記録が現れるのは、1780年代のパリからです。
きっかけはクール・ド・ジェブランという学者が、 1781年に「タロットは古代エジプトの叡智を伝えるものだ」と書いたことでした。 この説には根拠がありませんが、大きな影響を与えました。
その後、エッティラという占い師が占い用の解釈を体系化し、 タロット占いが商売として成立します。
現在もっとも使われているのは、1909年に出た ライダー・ウェイト版(ウェイト・スミス版)です。
魔術結社「黄金の夜明け団」のアーサー・エドワード・ウェイトが監修し、 パメラ・コールマン・スミスが絵を描きました。
特徴は、日常の出来事を表す五十六枚(小アルカナ。すぐ下で説明します)の数の札にも場面を描き、読みの手掛かりにしたことです。以前にも絵のある数札の例はありますが、ウェイト・スミス版の図柄は後の占い用デッキに大きな影響を与えました。
絵があることで意味を覚えやすくなり、 タロット占いが一気に普及しました。いまのタロットの標準は、 百年ちょっと前に作られたものです。
七十八枚は、人生の大きなテーマを描いた二十二枚(大アルカナ)と、日常の出来事を描いた五十六枚(小アルカナ)に分かれます。小アルカナはさらに、トランプのマークのような四つの組(スート)に分かれています。
| 区分 | 枚数 | 内容 | 読み |
|---|---|---|---|
| 大アルカナ | 22枚 | 愚者から世界まで。番号と名前がついた絵札 | 人生の大きな流れ、避けられない出来事、本質 |
| 小アルカナ | 56枚 | 4つの組(スート)× 14枚(1〜10の数札と、人物の札4枚) | 日常の出来事、具体的な状況、細部 |
その場で訊いて答えを出す点では、易(銭を投げて出た形で答える中国の占い。第8部)とよく似ています。違いは、 易が言葉で答えるのに対し、タロットは絵で答えること。
絵は言葉より解釈の幅が広く、読み手によって答えが変わりやすい。 これは弱点でもあり、強みでもあります。 引いた本人が絵を見て、自分で何かに気づくことがあるからです。
何枚か並べて引くときは、置く場所ごとに「いまの状況」「邪魔しているもの」「味方になるもの」といった役目(位置)を先に決めます(7-14)。同じ札でも、置いた場所によって読み方が変わります。
下は、仕事の問いで、まっすぐ出た「太陽」を三つの位置に置いたと仮定した比較です。位置の名前は、萬象暦の五枚引き(共通の並べ方)と同じ「現状・障害・助け」にしています。
成果や喜びを分かち合える追い風。いま力を発揮しやすい点に目を向けます。
成功への期待が強すぎる、または明るさを生かしきれていない点が焦点。明るい札でも、この位置では「妨げ」として読みます。
喜びや成果を分かち合える人や場が、味方になってくれます。できたことを隠さず伝え、力を借りて。
早く試したい人は、7-4まで読んだら7-11と7-13(一枚引き)へ進んでも大丈夫です。小アルカナは、あとから読んでも間に合います。
萬象暦占いのタロットでは、占う内容を十種類から選び、一枚・三枚・五枚・十枚のどれかで引けます。正位置・逆位置も出ます。無料で、登録は要りません。
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