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萬象暦 占いシリーズ占い入門 > 占いの年表

付録 / 付2

占いの年表

四千年ぶんを、一枚に並べました。こうして見ると、「古来より伝わる」と言われている占いの多くが、実はかなり新しいことが分かります。

暦の神が案内します。ここまでよく読まれました。分からない言葉が出てきたら、いつでもここへ戻ってきてください。

時期場所できごと
紀元前2000年ごろメソポタミア占星術が生まれる。神官が天体と地上の出来事を粘土板に記録しはじめる
紀元前1600年ごろ中国(殷)亀卜が国家の占いとして行われる。甲骨文字=漢字の起源
紀元前1000年ごろ中国(周)『易経』の原型が成立する
紀元前500年ごろメソポタミア個人のホロスコープが現れる。それまでは国家の占いだった
紀元前500年ごろギリシャピュタゴラスが「万物は数である」と説く。数秘術の思想的土台
紀元前300年ごろインドナクシャトラ(二十七宿)が体系化される
紀元前100年ごろギリシャ十二星座・十二ハウス・アスペクトの枠組みが整う
2世紀ローマプトレマイオス『テトラビブロス』。以後1500年の占星術の教科書
8〜9世紀中国(唐)李虚中が生年月日の干支から占う方法を記す(年中心)
9世紀日本空海が『宿曜経』を持ち帰る。宿曜道の始まり
9世紀アラビアジオマンシー(砂占い)が体系化される
10世紀中国(宋)徐子平が中心を年から日に移す。四柱推命の成立
12世紀中国(宋)朱熹が易の読み方を整理(動爻の数による読み分け)
15世紀イタリアタロットが現れる。ただし遊戯用のカードとして
17世紀ヨーロッパ科学革命。占星術と天文学が分かれる
1781年フランスジェブランが「タロットはエジプト起源」と主張(根拠なし)。占いへの転用が始まる
1801年日本桜田虎門『推命書』。四柱推命が本格的に日本へ
1873年日本明治政府が太陽暦を採用し、暦から吉凶を排除。かえって民間暦が広まる
1909年イギリスライダー・ウェイト版タロット。小アルカナにも絵を入れ、標準となる
1900年代初頭アメリカ数秘術が占いとして体系化される
1924年日本園田真次郎が「気学」を発表。九星気学の成立
1927年日本古川竹二が血液型気質相関説を発表。1930年代には学界で否定される
1930年代日本熊崎健翁が姓名判断を体系化。五格+八十一数理
1940年代アメリカブリッグス母娘が性格タイプ診断(MBTI)を作る
1948〜51年日本サマータイム実施。この期間の生まれは時刻を一時間戻して計算する
1970年代日本能見正比古の著書で血液型占いが再流行。天中殺も広まる
1980年代日本大殺界が広まる
1999年日本動物占いが大流行。中身は四柱推命の十二運
2005年国際ヨルバのイファがユネスコ無形文化遺産に登録される
2006年国際冥王星が準惑星に。占星術では使い続けている

この年表から見えること

その一 占星術がいちばん古い

四千年前のメソポタミアから、途切れずに続いています。 そして西へも東へも広がりました。 西洋占星術も、インドのジョーティシュも、日本の宿曜も、 すべて同じ場所から出発しています12-4)。

その二 日本で普及している占いの多くは、百年以内

九星気学1924年。園田真次郎
姓名判断1930年代。熊崎健翁
血液型占い1927年(再流行は1971年)
動物占い1999年

「古来より伝わる」と書いてある本があれば、疑ってよいということです。

その三 新しいから劣る、ということはない

ただし新しさは欠点ではありません

九星気学は整理されているぶん学びやすく、 タロットのウェイト版は絵があるぶん読みやすい。 新しく作られたものは、たいてい使いやすくなっています

問題なのは歴史を偽ることのほうです。 それだけ気をつけておけば、新しい占いも安心して使えます。

この教科書は、これで終わりです

第0部から付録まで、お読みいただきありがとうございました。

八つの占術と、世界の占い事典、そして道具。 ここまで通して読まれた方は、自分と身近な人を実際に占えるところまで 来ているはずです。

最後に、11-4で書いたことをもう一度だけ。

技術より、渡し方のほうが大事です。

断定しない。逃げ道を必ず残す。専門家の領域に踏み込まない。 訊かれていないことを言わない。

この四つさえ守れば、あなたが学んだことは、 人を助ける道具になります。

学んだことを、自分の生年月日で試す

萬象暦占いは、この教科書で説明した手順をそのまま実装しています。命式もホロスコープも卦も、書いてあるとおりに出ます。すべて無料で、登録は要りません。

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