占い入門BANSHOREKI

萬象暦 占いシリーズ占い入門 > 決めつけない読み方

第11部 重ねて読む / 11-4

決めつけない読み方

ここまで学べば、人を占えます。そして人を傷つけることもできてしまいます。この教科書で、いちばん大事な回です。

札の神が案内します。六つの占術の答えが割れたとき、まとめるのが私の役目です。多数決ではありません。どう割れたかを見ます。

四つの約束

0-2で挙げた四つを、もう一度書きます。 技術を身につけたいまなら、意味がはっきり分かるはずです。

  1. 断定しない占いは傾向であって、確定した未来ではありません。
  2. 逃げ道を必ず残す悪い読みを伝えるなら、必ず「では、どうするか」まで渡します。
  3. 専門家の領域に踏み込まない病気・法律・お金の判断は、占いで決めることではありません。
  4. 訊かれていないことを言わない命式を見れば分かってしまうことでも、訊かれていないなら黙っているのが礼儀です。

言い換えの実例

言ってはいけない言い換え
あなたは離婚します距離の取り方で難しさが出やすい形です。近すぎると擦れるので、お互いの時間を持つほうが続きます
今年は最悪の年です今年は力を出しにくい巡りです。新しく起こすより、いまあるものを整える年と考えると楽になります
この人とは絶対に合いません噛み合いにくい組み合わせです。ただし距離を取れば、かえって長く続く相性でもあります
あなたは仕事が続きません一つの場所に長くいると息が詰まるタイプです。変化のある仕事か、拠点を持ちつつ動ける形が合います
体を壊す暗示が出ています無理が体に出やすい時期です。気になることがあれば、占いではなく医師に診てもらってください
改名したほうがいいです名前の画数は、そういう見方もある、という程度のものです。改名を勧めることはしません
共通しているのは三つです
断定を傾向に変える(「します」→「やすい形です」)
必ず対処を添える(「では、どうするか」)
専門家へ渡す(健康・法律・金銭は自分で扱わない)

悪い読みが出たとき

命式を読めば、良くない形は必ず見つかります。 身弱で官殺が強い、大運が忌神に入る、土星のトランジット。

そのとき、伝えるかどうかの判断基準はこれです。

伝える相手が行動を変えられること。「無理をしやすい時期だから予定を減らす」など
伝えない相手がどうにもできないこと。不安だけが残るなら、言わないほうがましです

「三年後に大きな困難があります」とだけ言われて、 相手は何ができるでしょうか。三年間不安を抱えるだけです。

言うなら、「その時期に備えて、いま何をしておくか」まで渡してください。 それが言えないなら、言わない。

相手が信じすぎているとき

占いを信じすぎる人がいます。すべての判断を占いに委ねようとする人です。

そういう相手には、占いの限界をはっきり伝えてください

「これは傾向を見る道具で、答えを出す道具ではありません。

私が言えるのは『こういう形の人です』『こういう時期です』までで、 何をするかを決めるのはあなたです。

迷っているなら、占いより先に、 実際に詳しい人に相談したほうがいいと思います」

占いを教える人間が占いの限界を言うのは、 矛盾しているようで、実はいちばん信用されます。

そして、自分に対しても

ここまでの話は、他人を占うときだけでなく、 自分を占うときにも同じです。

悪い結果が出たとき、自分に対して断定していないか。 「私は身弱だからだめだ」と決めつけていないか。

身弱は弱点ではありません。環境と人に恵まれれば、 身強の人より大きな力を出します。そう読めるようになるために、 ここまで学んできたはずです。

第11部は、これで終わりです

占いは、言葉を借りる道具でした(0-2)。

技術を身につけると、その言葉を人に渡せるようになります。 渡し方しだいで、その言葉は人を助けもすれば、縛りもします。

技術より、渡し方のほうが大事です。 この教科書で伝えたかったことは、結局そこに尽きます。

六つを重ねた結果を、実際に見てみる

萬象暦占いは、六つの占術の答えを並べ、割れているところは割れたまま表示します。断定的な言い回しは使わない設計にしています。無料で、登録は要りません。

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