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萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 中東

第12部 世界の占い事典 / 12-4

中東の占い

羊の肝臓をかたどった粘土の模型、砂に打った点の数、飲み終えたコーヒーカップの底。中東では、身近なものから答えを読む占いが育ってきました。星占いでおなじみの十二星座も、もとをたどると、メソポタミア(いまのイラクのあたりで古代文明が栄えた地域)で粘土板に記録された星の知識に行き着きます。

この記事で分かること
  • 粘土板に残る古代の星の記録や、羊の肝臓・砂・コーヒーを使う占いが、どんなものか
  • メソポタミアの星の知識が、ヨーロッパ・インド・東アジアへどう広がったか
  • 十二星座や、日本の曜日の並びが、この地域の星の知識とどうつながっているか

占星術が世界へ広がった道

メソポタミアの星の知識は、大きく三つの方向へ広がりました。

  1. 西へ ── ギリシャ、そしてヨーロッパヘレニズム期(ギリシャ文化が地中海から西アジアへ広がった時代)、バビロニア生まれの十二星座にハウス(人生の場面の区分)やアスペクト(天体どうしの角度)が加わり、生まれた瞬間の空から一人の人生を読む形が整いました。これが今の西洋占星術の土台です(3-1)。
  2. 東へ ── インドギリシャ語の占星術書がインドで訳され、もとからあった二十七の月の宿(ナクシャトラ)の知識と合わさって、インドの占星術(ジョーティシュ)になりました(12-3)。
  3. 東アジアへ ── 『宿曜経』と曜日八世紀、唐の僧・不空(ふくう)が訳した『宿曜経』には、インドの二十七宿とともに、西から来た十二宮(いまの十二星座)と七曜(日・月・火・水・木・金・土)が書かれています。空海がこれを日本へ持ち帰ったと伝えられ、いまの曜日の並びも同じ道をたどってきました(5-1 宿曜)。

日曜日の「日」、月曜日の「月」。毎日カレンダーで見ている曜日にも、メソポタミアとギリシャで育った星の知識の名残があるわけです。

萬象暦が六つを重ねる理由
成り立ちの違う占術を並べ、それぞれの答えを突き合わせる ── これが 萬象暦占いの考え方です。 一つの占術で決めつけず、複数の角度から見た結果を並べます。 くわしくは第11部「重ねて読む」(11-1)で扱います。
メソポタミアから広がった星の占いを、実際に試す

西へ伝わった十二星座の西洋占星術と、十二宮や七曜とともに東へ伝わった宿曜。「占術ごとに占う」では、この二つを生年月日から一つずつ試せます。西洋占星術は生まれた瞬間の太陽・月・惑星の位置を計算して十二星座で読み、宿曜は生まれた日を旧暦に直して、二十七の宿から自分の宿を出します。無料で、登録は要りません。

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