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第4部 九星気学 / 4-3

本命星の出し方

九星気学で「あなたの星」と言うとき、まず使うのが本命星(ほんめいせい)です。生まれた年から計算します。電卓も表も要りません。ただし一か所だけ落とし穴があり、そこで多くの人が間違えます。

この記事で分かること
  • 生まれた年から、自分の本命星を足し算と引き算だけで出す方法
  • 1月・2月上旬生まれの人が間違えやすい「立春」の境目
  • 出した答えが合っているかを、近い年の星から確かめる方法

方位の神が案内します。自分の星は、足し算と引き算だけで出せます。一月生まれと、二月の初めに生まれた人だけ、少し注意してください。

九つの星の名前は、三つの言葉でできています

一白水星、二黒土星、三碧木星──。長い名前に見えますが、 数・色・五行の三つをつないだだけです。 五行は、ものごとを木・火・土・金・水の五つに分ける見方です(1-2 五行)。

表の読み方:あとで計算して出る数(1〜9)を「数」の列で探すと、左端がその星の名前です。右端の方位は、その星がふだん座っている方角です。

星数色五行方位(後天定位盤)
一白水星一白水北
二黒土星二黒土南西
三碧木星三碧(青みどり)木東
四緑木星四緑木南東
五黄土星五黄土中央
六白金星六白金北西
七赤金星七赤金西
八白土星八白土北東
九紫火星九紫火南

数と方位は洛書から来ています。 縦・横・斜め、どの列を足しても十五になる、4-1の図の並びです。

計算の手順

  1. 生まれた年(西暦)の各桁を足す1984年なら 1+9+8+4 = 22
  2. 一桁になるまで足し続ける22 → 2+2 = 4
  3. 11 から引く11 − 4 = 7
  4. 10以上になったら 9 を引くこの例では7なので、そのまま

出た数がそのまま星の番号です。7 なら七赤金星(上の表の「数」の列で7を探します)。

出た星の性質は、4-2 九星それぞれの性質の表で引けます。たとえば七赤金星なら、人を楽しませ、場をなごませる星。会話や人の集まる場で持ち味が出やすい、と読みます。 今年その星がどの方角にいて、どちらへ動くとよいかは、4-1の「たとえば2026年なら」で例を見られます。

もう一つやってみる
2000年生まれの場合。
・2+0+0+0 = 2
・11 − 2 = 9
・九紫火星です。

2026年生まれの場合。
・2+0+2+6 = 10 → 1+0 = 1
・11 − 1 = 10。10以上なので 9 を引いて 1
・一白水星です。

落とし穴 ── 一年の始まりは立春

ここが最大の注意点です。九星気学の一年も、四柱推命と同じく 立春(2月4日ごろ)から始まります。 立春(りっしゅん)は暦の上で春が始まる日で、占いではここを一年の区切りにします(1-6 暦と節入り)。元日ではありません。

つまり1月1日から2月3日ごろまでに生まれた人は、前の年で計算します。

2000年1月10日生まれまだ1999年扱い。1+9+9+9 = 28 → 10 → 1。11−1 = 10 → 9を引いて1(一白水星)
2000年3月10日生まれ2000年でよい。2+0+0+0 = 2。11−2 = 9(九紫火星)

同じ2000年生まれでも、一月と三月では星が違います。 立春の前か後かを確認してください。

立春の日は年によって動きます
2月3日のことも、5日のこともあります。さらに時刻まで決まっています。
境目の日に生まれた人は、暦か計算ソフトで確かめてください。 このサイトの占いは、立春の時刻を天文計算で求めています。

ここまでで、自分の本命星が出せます。ここから先は「なぜこの計算で出るのか」と、答えの確かめ方です。

なぜ十一から引くのか

計算の三つ目で「11 から引く」という、いかにも唐突な手順が出てきました。 これには理由があります。

九星は年ごとに番号が一つずつ減ります。 九紫→八白→七赤…と、番号の大きいほうから順にたどります。 一白まで来たら、次はまた九紫へ。

「一つ減る」を式にすると、引き算になります
年が一つ進むと、星の番号は一つ減る。
これを数式で書くと (ある数)−(年から作った数) の形になります。
その「ある数」が、たまたま 11 だっただけです。
基準の年をずらせば、10 や 12 から引く式にもなります。 流派によって式の見た目が違うのは、そのためです。答えは同じになります。

九年で、ひとまわりします

星は九つ。一年に一つずつ減っていくので、九年で元の星に返ってきます。

四柱推命の六十年、西洋占星術の土星の二十九年半と比べると、 九年はずいぶん短い周期です。 そのぶん、気学は「今年どう動くか」を読むのに向いています。

検算のしかた

九星は一年ごとに一つずつ減ります。九年で一巡です。 近い年の星が分かれば、そこから数えて検算できます。

年本命星年本命星
2022五黄土星2027九紫火星
2023四緑木星2028八白土星
2024三碧木星2029七赤金星
2025二黒土星2030六白金星
2026一白水星2031五黄土星

一つずつ減っていき、一白の次は九紫に戻ります。 この並びを頭に入れておくと、計算間違いにすぐ気づけます。

たとえば2020年生まれ(立春より後)なら、表の2022年(五黄)から二年さかのぼります。 さかのぼるときは一つずつ増えるので、2021年は六白、2020年は七赤。 計算でも 2+0+2+0 = 4、11 − 4 = 7 で七赤金星となり、答えが一致します。

色は、五行の色とぴったりは重なりません
五行に色を当てるとき、ふつうは 木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒 とします。
ところが一白水星は「水」なのに白、八白土星は「土」なのに白です。
九星の名前に入る色は、五行に当てる色と一対一には対応しません。
星の名前の色と五行の色は、別の決まりとして覚えると混乱しません。
流派によるちがい 本命星の計算式そのものに流派差はありません。 分かれるのは年の境目で、立春とするのが主流ですが、 ごく一部に旧暦の正月で切る流派があります。 この教科書は立春で通します。
自分の本命星を出してみる

手で出した本命星の答え合わせに使えます。「占術ごとに占う」の九星気学は、立春の境目を天文計算で時刻まで判定したうえで本命星・月命星を出します。一月生まれ・二月上旬生まれでも間違えません。無料で、登録は要りません。

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