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第4部 九星気学 / 4-4

月命星と傾斜

生まれた年で決まる星(本命星。4-3)は九種類しかありません。そこで生まれた月からもう一つの星、月命星(げつめいせい)を出して組み合わせると、人物像がぐっと絞られます。本命星が人に見せる表の顔、月命星が身内に見せる素顔です。

この記事で分かること
  • 生まれた月から、もう一つの星(月命星)を表で出す方法
  • 本命星と月命星の組み合わせから、「表の顔」と「素顔」の噛み合い方を読む入口
  • 「傾斜」という言葉が何を指し、なぜ本によって答えが違うのか

方位の神が案内します。自分の本命星が分かっていれば、表を一回引くだけで二つ目の星が出ます。出たら、二つの星が噛み合う組み合わせかどうかまで読んでみましょう。

二つ目の星で、人物像が絞られる

本命星は生まれた年で決まるので、同じ年(立春から次の立春まで)に生まれた人は全員同じ星です。 同じ星の人は、ざっと九人に一人います。

そこで生まれた月から出す月命星を組み合わせます。 九 × 九で、組み合わせは八十一通り。 同じ七赤金星どうしでも、生まれた月が違えば素顔が違う、と読めるようになります。

本命星(表の顔)社会での振る舞い、人から見た印象。年齢とともに強く出るとされる
月命星(素顔)素の性質、子どもの頃の傾向、身内に見せる面。若いうちほど強く出るとされる

月命星の出し方

本命星のグループと、生まれた月の組み合わせで決まります。 月の境目は節入りです(カレンダーの1日ではありません)。 節入り(せついり)は、毎月の上旬にある暦の上での月の変わり目です(1-6 暦と節入り)。

表の読み方:まず左端の列で、自分の本命星が入っている行を選びます。次に、生まれた月の列を見ます。行と列が交わったところが月命星です。

本命星2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
一白・四緑・七赤八白七赤六白五黄四緑三碧二黒一白九紫八白七赤六白
二黒・五黄・八白二黒一白九紫八白七赤六白五黄四緑三碧二黒一白九紫
三碧・六白・九紫五黄四緑三碧二黒一白九紫八白七赤六白五黄四緑三碧

表の「2月」は立春から啓蟄(けいちつ。3月初めの節入り)の前日まで、 「3月」は啓蟄から清明(せいめい。4月初めの節入り)の前日まで……と読みます。 節入りは毎月3日〜9日ごろに来るので、月の初めに生まれた人は、その年の節入り日を確かめてから列を選んでください。

やってみる
1984年5月20日生まれの場合。
・本命星は七赤金星(4-3で計算済み)。
・5月20日は立夏(5月6日ごろ)を過ぎているので5月の欄。
・七赤は一行目のグループなので、5月は五黄土星。
・本命七赤・月命五黄、という組み合わせになります。
・萬象暦の九星気学では、この人は「外では『会話と楽しさで人を集める人』として振る舞い、内側には『周りを巻き込み、中心に立つ人』という素顔を持っています。」と出ます。

2000年1月10日生まれの場合(4-3の「落とし穴」の例)。
・立春の前なので1999年扱い。本命星は一白水星。
・1月10日は小寒(1月6日ごろ)を過ぎているので1月の欄。
・一白は一行目のグループなので、1月は六白金星。
・本命一白・月命六白、という組み合わせになります。

本命と月命の読み合わせ

二つの星の五行(木・火・土・金・水の五つの性質。1-2 五行)の関係で、 表の顔と素顔の噛み合い方を読みます。 五行には、一方がもう一方を生み育てる関係(相生・そうじょう。1-2)と、 一方がもう一方を抑える関係(相剋・そうこく。1-2)があります。星の五行は、名前の三文字目です(七赤金星なら金)。

生む関係(相生)表の顔と素顔が噛み合っている。無理なく振る舞え、自然体で通る
同じ五行(比和・ひわ)外と内が一致。裏表がなく、まっすぐ伝わる。そのぶん持ち札は一種類
抑える関係(相剋)外と内に差がある。人から見た自分と、自分の感覚が食い違いやすい。そのぶん幅が広く、場面で顔を使い分けられる

たとえば上の例の本命七赤(金)・月命五黄(土)なら、土は金を生む相生の関係です。 表の顔と素顔が噛み合っていて、無理なく振る舞える組み合わせと読みます。 人前で盛り上げ役をしていても、内側の「自分が中心になって動かしたい」気持ちがそれを支えている、という形です。

相剋の組み合わせの人は、外と内の差そのものが持ち味です。 「意外な一面がある」と言われやすく、場面ごとに顔を切り替えられるのが強みになります。

傾斜宮

本命星と月命星の二つから導く、もう一つの読み方があります。 傾斜宮(けいしゃきゅう)といい、 その人の内面や、本人も気づきにくい性質を表すとされます。

代表的なやり方では、月命星を中央に入れた盤(生まれ月の月盤。4-5)で、本命星がどの方角にいるかを見ます。 その方角が傾斜宮で、たとえば北なら、北にふだん座っている一白水星の性質を内面に持つ、と読みます。 本命星と月命星が同じ星の人は「中宮傾斜」と呼ばれ、別の決まりで求めます。

傾斜宮は流派による違いが大きいところで、 求め方や読み方が本によって違います。 入門の段階では、本命星と月命星の二つを読めれば、自分の星の話は十分に楽しめます。

流派によるちがい ・傾斜の求め方 月盤を使う流派、定位盤を使う流派、月命星をそのまま傾斜とする流派があります。
・月命星の重み 本命星と同格に見る流派と、補助的に見る流派があります。
・日命星 さらに日から出す星を加える流派もあります。
この教科書は本命星と月命星の二本立てで説明します。
自分の本命星と月命星を出してみる

「占術ごとに占う」の九星気学は、立春と節入りの境目を天文計算で判定したうえで、「表の顔(本命星)」と「素顔(月命星)」を並べ、「外では〜として振る舞い、内側には〜という素顔を持っています」の一文で組み合わせを読みます。一月生まれ・月の上旬生まれでも間違えません。無料で、登録は要りません。

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