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第4部 九星気学 / 4-2

九星それぞれの性質

一白水星、二黒土星……。九星気学の九つの星には、それぞれ木・火・土・金・水のどれに属するか(五行)と、ふだん座っている方角(定位置)が決まっています。星の性質はその二つから導かれます。暗記より、五行から考えるほうが早く身につきます。

この記事で分かること
  • 一白水星から九紫火星まで、九つの星それぞれの性質
  • 星の名前から性質の見当をつける方法(名前に入っている「水」「木」などの意味)
  • 五黄土星だけが特別に扱われる理由

方位の神が案内します。九つの星の性格を、一つずつ紹介する章です。表で自分の星の行を見つけたら、家族や友だちの星の行も読み比べてみてください。

自分の星をまだ知らない人へ:自分の星(本命星)は、生まれた年から電卓なしで出せます。 先に4-3 本命星の出し方で出してから、下の表で探すと読みやすくなります。 1月1日から立春(2月4日ごろ)の前までに生まれた人は、前の年の星になるので注意してください。

名前に五行が入っています

五行(ごぎょう)は、世の中のものを木・火・土・金・水の五つに分けて考える見方です(1-2 五行)。 「一白水星」「三碧木星」というように、 名前の三文字目が五行です。水なら柔らかく流れる、火なら明るく燃える、というように、これだけで性質の見当がつきます。

表の読み方:左の列で自分の星を探し、右端の「性質」を読んでください。「定位置」は、その星がふだん座っている方角です(4-1の図)。

星読み五行定位置性質
一白水星いっぱくすいせい水北柔らかく、どんな形にもなじむ。苦労を経験に変える力。思慮深く、人の相談を受ける側になりやすい。目立たないが、いないと困る人
二黒土星じこくどせい土南西耕された大地。育てること、支えることに力を発揮する。従う立場で最も伸びる。地道で、こつこつ続けられる
三碧木星さんぺきもくせい木東若木と、雷の音。発信すること、始めることに向く。声・音・言葉にかかわる分野。行動が早く、そのぶん熟慮を欠くことも
四緑木星しろくもくせい木南東風。人と人のあいだを渡り、縁を運ぶ。信用と評判が財産になる。整えるのがうまく、争いを好まない
五黄土星ごおうどせい土中央中心に座る星。方位を持ちません。壊して作り直す力。良くも悪くも極端で、中間がない。腹の据わり方が違う
六白金星ろっぱくきんせい金北西天と、大きな輪。責任を引き受け、統率する。完璧を求め、筋を通す。人に頭を下げるのが苦手
七赤金星しちせききんせい金西実った金と、悦び。人を楽しませ、場を和ませる。話術と社交に長ける。お金にも縁があるが、出るのも早い
八白土星はっぱくどせい土北東山。積み上げ、引き継ぐ。変化の節目に立つ星。粘り強く、一度決めたら動かない。相続や継承にかかわりやすい
九紫火星きゅうしかせい火南光と、離合。頭の回転が速く、見抜く力がある。名誉と評価に敏感。集まりと別れの両方を司る

たとえば1984年の5月生まれの人は七赤金星です(計算は4-3)。表には「人を楽しませ、場を和ませる。話術と社交に長ける」とあるので、 会話や人の集まる場で持ち味が出やすい星と読むのが入口です。「お金にも縁があるが、出るのも早い」は、入るのも出るのも早い傾向として、使い方に気を配る目印になります。 萬象暦の九星気学でも、七赤金星の人には「沢の水面のように、人を楽しませて集める人。」で始まる説明が出ます。

五行の内訳

木が二つ三碧(若木・雷)と四緑(風)。どちらも伸びる力ですが、三碧は突き上げ、四緑は横へ広がります
土が三つ二黒(田畑)・五黄(中央)・八白(山)。易の八つの形(八卦。8-2)のうち大地と山の二つが土にあたり、そこに中央の五黄が加わるので、土がいちばん多くなります
金が二つ六白(天・鉱物)と七赤(実り・悦び)。六白は硬く、七赤は柔らかい金です
水と火が一つずつ一白(水)と九紫(火)。ちょうど盤の北と南、正反対に置かれています

五黄土星だけは別格です

五黄は盤の中央にあり、方位を持ちません。 他の八星が周りを回るのに対し、五黄は真ん中に座っています。

そのため「帝王の星」と呼ばれ、 腹の据わり方、動じなさが際立つとされます。 同時に、五黄がめぐる方角はいちばん重い凶方位(五黄殺)とされます。 凶方位は、その年(月・日)に向かって動くのを避けたほうがよいとされる方角のことです(4-6 方位の吉凶)。

帝王の星と、いちばん重い凶方位。二つの顔は、五黄の「いったん壊して作り直す」という性質から来ています。 その力は、五黄の人自身にとっては立て直しの力になり、よそから踏み込んだ人には崩れとして働く、と読みます。

本命星は、人物像の入口です
九星は九種類なので、ざっと九人に一人が同じ本命星です。 ここに書いてある性質は「その星に共通する傾向」として読んでください。
一人ひとりの違いは、生まれた月から出す月命星(4-4)を組み合わせると見えてきます。
流派によるちがい 九星の性質の説明は、気学と、その元になった江戸時代の方位術(方鑑・ほうかん。4-8)で、おおまかな方向は共通しています。 ただし八白土星を「変化」と読むか「蓄積」と読むかは書物によって幅があり、 五黄土星も「帝王」と持ち上げる本と「腐敗」と警戒する本に分かれます。 どちらも五黄の同じ性質(極端さ)を、別の面から言っています。
自分の本命星を出してみる

「占術ごとに占う」の九星気学では、生年月日を入れると「表の顔(本命星)」と「素顔(月命星)」が並び、本命星の説明と、二つの星の組み合わせを読んだ一文が表示されます。立春の境目は天文計算で判定するので、一月生まれ・二月上旬生まれでも間違えません。無料で、登録は要りません。

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