占い入門BANSHOREKI

萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 引き方と切り方

第7部 タロット / 7-12

引き方と切り方

混ぜて、切って、引く。手順そのものは単純です。このページでは、それぞれの手順が何のためにあるのかと、萬象暦の画面ではどのボタンがそれにあたるかを見ます。理由が分かれば、自分のカードで引くときも、自分に合ったやり方を選べます。

この記事で分かること
  • 問いを決めてから、混ぜる・切る・引くまでの手順と、それぞれの理由
  • 決まりがないこと(混ぜる向き・切る回数・清めの儀式など)と、毎回同じ手順にする大切さ
  • 萬象暦の画面での引き方(「混ぜる」「切る」「引く」のボタンと、今日の一枚)

札の神が案内します。混ぜる・切るは、おまじないというより、偶然に任せて問いに集中するための手順です。理由が分かれば、自分のやり方を決められます。

基本の手順

  1. 問いを決める言葉にして、一つに絞ります。ここがいちばん大事です。問いがぶれると、出た札をどこに当てはめればよいか分からなくなるからです(問いの立て方は7-13)。
  2. 混ぜる(シャッフル)テーブルに広げて手でかき混ぜるか、手に持って切り混ぜます。札の並びを、自分の願いが入り込まない偶然に任せるためです。
  3. まとめる一つの束に整えます。
  4. 切る(カット)束をいくつかの山に分け、順番を変えて重ね直します。混ぜた束に、もう一度偶然を足す手順です。
  5. 引く上から順に、使う枚数だけ取ります。
  6. 開く決めた並べ方の位置に置いて、表に返します。返すときは、本のページをめくるように横へ返します。上下にひっくり返すと、まっすぐ(正位置)と逆さま(逆位置)が入れ替わってしまうからです。
萬象暦ではこう出ます
萬象暦のタロットは「何を占いますか?」から始まり、占う内容と枚数を選んでから、三つのボタンで同じ手順を踏みます。
①「混ぜる」を押す(または山札を指で左右にこする)と、七十八枚の順番と向きが混ざります。引く前なら、納得するまで何度でも混ぜ直せます。
②「切る」を押すと、山を二つに分けて上下を入れ替えます。どこで分けるかも偶然で決まります。
③「引く」を押すと、上から選んだ枚数が配られます。混ぜ始めてから結果が出るまでは、問いを変えられない作りです。

作法が果たしている役割

占いの道具や作法が何の役に立っているかは、13-5 道具は要るのかでも扱います。タロットの手順には、次の三つの役割があります。

偶然に任せる人は、でたらめに選んだつもりでも、好みや願いが混ざります。混ぜて切るのは、その願いを札選びから外すための手続きです
問いをなぞる時間を作る混ぜている数十秒のあいだに、引く人は自分の問いを心の中でもう一度なぞります
気持ちを切り替える「ここから占いが始まる」という区切りになります

決まりがないこと

作法には流儀がありますが、次のことには決まった正解がありません。自分でやりやすい形を選んでください。

項目実際のところ
混ぜる向き時計回りが正しい、という決まりはありません。よく混ざれば十分です
切る回数三回とする解説がよくありますが、回数に決まりはありません
誰が切るか占う人が切るやり方と、占ってもらう人が切るやり方があります。占ってもらう人が切ると、自分で選んだという実感が持てます
札の向き逆さまの札(逆位置)を使わないなら、束を回転させずに混ぜます(7-11)
清めの儀式(浄化)月の光に当てる、水晶を置くなど。やると気持ちが切り替わるならやればよく、しなくても占いはできます
大事なのは、毎回同じ手順にすること
決まりはなくても、自分のやり方を決めて、毎回同じ手順を踏むことには意味があります。手順が決まっていれば、結果に合わせて手順を変えていないことが、自分でも分かるからです。
引く前なら、何度混ぜ直してもかまいません。避けたいのは、出た札を見てから「もう一回」と引き直すこと。それは占いではなく、欲しい答えを選ぶ作業になります。

よくある疑問

疑問答え
同じことを何度も訊いていい?この教科書では、同じ問いは一日一回までをすすめます(理由は上の「毎回同じ手順にすること」の囲みと同じです)。どうしても引き直すなら、問いのほうを変えて(「どうなる?」を「何に気をつける?」にするなど)
人のことを勝手に占っていい?相手の深いところを決めつける占い方は、この教科書ではすすめません。「自分がその人とどう関わるとよいか」に問いを変えれば、自分の問いになります。萬象暦の「相手の気持ち」も、カードの読みとして、あなたの関わり方のヒントを出すものです
札が落ちたら?落ちた札をその日の助言として読むやり方と、気にせず混ぜ直すやり方があります。どちらでもかまいませんが、先に決めておいてください
アプリで引いても当たる?「自分の手で引く」ことに意味を見るなら、手で引くほうがよいことになります。「出た札の並びを読む」ことに意味を見るなら、どちらでも同じです。この教科書は後者の立場で、萬象暦の画面で引いた札も、手で引いた札と同じように読めます

萬象暦の引き方の仕組み

このシリーズのタロット占いで札がどう選ばれているかを、隠さずに書いておきます。

「今日の一枚」が引き直せない理由
引き直せると、気に入る札が出るまで引けてしまいます。
空の位置で一枚に決めてしまえば、良くない札が出た日も受け取ることになり、そのほうが占いとして働きます。 テーマを決めて引くタロットのほうは、何度でも引けるようにしてあります。こちらは、問いを変えながら使うのがおすすめです。

カードの扱いについて

タロットは紙の道具です。大事に扱うのは、傷むと混ぜにくく、絵も見えにくくなるから。気持ちよく使える状態を保てば十分です。

一枚引いてみる

萬象暦占いのタロットでは、占う内容を十種類から選び、一枚・三枚・五枚・十枚のどれかで引けます。「混ぜる」「切る」「引く」の三つのボタンで、このページの手順をそのまま試せます。正位置・逆位置も出ます。無料で、登録は要りません。

萬象暦占いのタロットをひらく