占い入門BANSHOREKI

萬象暦 占いシリーズ占い入門 > ワンオラクル

第7部 タロット / 7-13

ワンオラクル

一枚だけ引く方法です。最も単純で、そしていちばん練習になります。複雑な並べ方を覚える前に、これを何十回もやってください。

札の神が案内します。並べ方より、問いの立て方です。何を訊くかが決まっていれば、一枚でも十分に読めます。

一枚で足りる場面

共通しているのは、問いが一つに絞られていることです。 絞れているなら、一枚で十分な答えが出ます。

「はい・いいえ」では訊けません

これがワンオラクルでいちばん大事なところです。

「転職すべきですか」と訊いて、たとえば戦車が出たとします。 これは「はい」でしょうか。前進の札だから「はい」とも読めますし、 「制御が要る」という注意とも読めます。

タロットの札は状況を描いた絵であって、 はい・いいえの符号ではありません。だから問いを変えます。

×「転職すべきですか」── はい・いいえを求めている
「転職を進めると、どういう状況になりますか」── 状況を訊いている

後者なら、戦車は「勢いよく進むが、二頭の馬を御し続ける必要がある」と読めます。 これは答えになっています。

一枚で読む練習

一枚引きはいちばん難しい引き方です。他の札との関係で補えないので、 その一枚だけで答えを作らなければなりません。練習の順番を書いておきます。

  1. まず絵を見る意味を思い出す前に、絵の中で何が起きているかを言葉にします。「人が座っている」「杯が倒れている」。絵に描かれていないことは読まないのが基本です。
  2. 自分の問いに置き換える「杯が倒れている」を、自分の問いの文脈に移します。仕事の問いなら「何かがこぼれた/もう戻らないものがある」。
  3. 行動の形にする「だから何をするか」まで落とします。ここまで来て、はじめて占いになります。
読めないときの逃げ道
どうしても読めない札が出たら、その札を引いた事実を読んでください
「いま、この問いに答えが出せない状態にある」というのも、ひとつの答えです。 無理に意味をこじつけるより正直で、たいてい当たっています。
それでも答えが要るなら、問いを変えて引き直します。同じ問いで引き直すのではありません。

一枚引きが向く場面

場面問いの例向く度合い
今日の指針今日はどう過ごすとよい?とても向く
気持ちの整理いま私が見落としていることは?とても向く
背中を押してほしいこの方向で進んでよい?向く
二択の決断AとBのどちらがよい?向かない(三枚以上で)
時期を知りたいいつ頃になる?向かない
他人の本心あの人は何を考えている?向かない(三枚で角度を分ける)

一枚引きは「訊く」より「受け取る」引き方です。 はっきりした答えが要る問いには、枚数を増やしたほうが確実に読めます。

毎日一枚、引いてみてください

タロットが上達するいちばんの方法は、毎日一枚引いて記録することです。

  1. 朝、一枚引く「今日はどんな日か」
  2. その場で読む思ったことを一行書く
  3. 夜、実際にどうだったか書くこれがいちばん大事

一か月続けると、同じ札が何度も出ることに気づきます。 そしてその札が自分にとって何を意味するかが分かってきます。

本に書いてある意味より、自分の記録のほうが役に立つようになります。 それが、タロットが身についたということです。

記録は易でも占星術でも同じです
8-8でも同じことを書きました。 記録をつけない占い師は上達しません。
あとから見返すと、自分が都合よく解釈していないか、 同じ札をいつも同じようにしか読んでいないかが分かります。
一枚引いてみる

萬象暦占いには、その日の一枚を引くタロットがあります。正位置・逆位置も出ます。無料で、登録は要りません。

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