萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 通変星(二)
第2部 四柱推命 / 2-7
十種それぞれの意味と、多いとき・無いときの読み方。そしてどの柱にあるかで意味が変わることを説明します。
暦の神が案内します。ここが四柱推命のいちばん深いところです。焦らず、一つずつ確かめながら進んでください。
自分と同じ五行・同じ陰陽。対等な存在を表します。仲間、同僚、兄弟、そして自分自身の芯。人に頼らず自分で決めたい気持ちや、独立してやっていく力がここに出ます。
同じ五行で陰陽が違う。自分と競い合う存在です。比肩より押しが強く、勝負ごとや交渉の場で力を出します。「劫(おびやか)す財」という字のとおり、財を奪い合う関係でもあります。
自分が生むもので、陰陽が同じ。自然にあふれ出る表現です。衣食住の満ち足り、楽しむ力、のびのびとした才能。古典では「衣食の神」とされ、命式にあると生活に困りにくいと読まれます。
自分が生むもので、陰陽が違う。鋭く出てくる表現です。技術、批評眼、既存の枠を壊す力。食神が「にじみ出る」なら、傷官は「切っ先が出る」。芸術家や技術者に多く、こだわりの強さが人を動かします。
自分が剋すもので、陰陽が同じ。流れる財です。固定した蓄えではなく、人脈・情報・商機といった動くもの。気前がよく、人にお金を使うことを惜しみません。
自分が剋すもので、陰陽が違う。手堅い財です。給与、貯蓄、こつこつ積み上げるもの。約束を守り、数字に正確で、任された仕事をきちんと収めます。
自分を剋すもので、陰陽が同じ。厳しい制約です。突発的な圧力、重い責任、危機。しかしそれに耐えるところから行動力が生まれます。古典では凶星とされますが、実際には物事を成す力そのものです。
自分を剋すもので、陰陽が違う。穏やかな制約です。規律、立場、まっとうな責任。組織のなかで信用を積み、筋を通して評価される形です。女性の命式では夫を表すとされてきました。
自分を生むもので、陰陽が同じ。偏った学びです。独自の発想、専門性、直感、変わった知識。人と違う角度からものを見る力で、研究職や専門職に多く出ます。
自分を生むもので、陰陽が違う。正統な学びです。知識、教養、母親、守られる力。学ぶことが好きで、資格や学問で身を立てる形になりやすい。
同じ通変星でも、置かれている柱によって働く場面が変わります。 柱にはそれぞれ受け持つ領域があるからです。
| 柱 | 受け持つ領域 | 時期 |
|---|---|---|
| 年柱 | 先祖、家系、生まれ育った環境、社会から見た自分 | 幼少期(0〜20歳ごろ) |
| 月柱 | 両親、仕事、社会での立ち位置。命式でいちばん重い柱 | 青年期(20〜40歳ごろ) |
| 日柱 | 自分自身(干)と、配偶者・最も近い人(支) | 壮年期(40〜60歳ごろ) |
| 時柱 | 子ども、部下、晩年、隠れた才能 | 晩年(60歳〜) |
たとえば正官が月柱にあれば「仕事の場で立場と責任を得る形」、 時柱にあれば「晩年に責任ある立場につく、または子どもが真面目」という読みになります。 同じ星でも、どこにあるかで話が変わります。
八文字しかないので、十種すべてが揃うことはありません。 偏っているのが普通です。読むべきなのは次の二点です。
三つ以上同じ星が並ぶとその性質が突出します。 たとえば傷官が三つあれば、こだわりの強さが人生を決めるレベルになります。 良くも悪くも、その人の看板になるということです。
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