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第3部 西洋占星術 / 3-12
生まれたときのホロスコープは生涯変わりません。しかし空は毎日動いています。今の天体が、生まれたときの天体と特別な角度を作ると、その時期にテーマが動く ── これがトランジット、西洋占星術で「今」や「これから」を読む方法です。
星の神が案内します。生まれた図は「あなたという地図」、今の空は「いま吹いている風」です。二つを重ねると、いま何が動きやすいかが見えます。
生まれたときのホロスコープ(ネイタル)の外側に、 今この瞬間の天体の位置を重ねます。そして今の天体が、 生まれの天体にどんな角度を作っているかを読みます。
たとえば、今の空の土星(責任・制限)が、あなたが生まれたときの太陽(目指す自分)と90度でぶつかる時期。 このときは、やりたいことに手間や責任が重なり、思うように進みにくいと読みます。そのぶん、やり方を固めて地力をつける時期にもなります。 専門の言い方では「トランジットの土星が、ネイタルの太陽にスクエア」といいます。
月は二日半で次の星座へ移るので、毎日いろいろな角度を作ります。 これを全部読むと、何も決まりません。
| 天体 | 影響する期間 | 読むかどうか |
|---|---|---|
| 月 | 数時間 | 読まない(気分の波の程度) |
| 太陽・水星・金星 | 数日 | 補助的に |
| 火星 | 一〜二週間 | 短期の勢いとして |
| 木星 | 一〜二か月 | 読む。広がる時期 |
| 土星 | 二〜六か月 | 読む。締まる時期 |
| 天王星・海王星・冥王星 | 一〜三年 | 読む。人生の転換 |
主に見るのは、木星から先の五つです。遅い天体ほど長く効き、大きな変化を示すからです。 火星より速い天体は、短い波として軽く添える程度にします。
天体の周期は決まっているので、誰にでも同じ年齢で来る節目があります。
| 年齢 | 何が起きているか | 意味 |
|---|---|---|
| 約12歳 | 木星が一周して、生まれの位置に戻る | 世界が広がる。最初の「広がりの年」 |
| 約21〜22歳 | 土星が生まれの位置に90度 | 最初の壁。学生から社会へ |
| 約29歳 | 土星が一周して、生まれの位置に戻る | 生き方を選び直す最大の節目(サターン・リターン) |
| 約42歳 | 天王星が生まれの位置に180度 | いわゆる中年の危機。積み上げたものを見直す |
| 約59歳 | 土星が二周して、生まれの位置に戻る | 役割を降り、次の生き方へ |
| 約84歳 | 天王星が一周して、生まれの位置に戻る | 一巡りの完成 |
まず自分が上の節目の表のどこにいるかを確かめ、次に今の空を重ねてみましょう。計算室の円図では、生まれた図の外側に今の天体を重ねた二重円が描けます。無料で、登録は要りません。
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