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萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 進行図

第3部 西洋占星術 / 3-13

進行図(プログレス)

生まれたときの図(出生図)は一生変わりません。そこに「いま、人生のどの季節にいるか」を足すのが進行図です。生まれたあとの空を、一日を一年に読み替えて見ます。

この記事で分かること
  • 「生まれて二十七日目の空=二十七歳のあなた」と読む、進行図の考え方
  • 進んだ太陽は約三十年ごとの「人生の季節」、進んだ月は二年半ほどごとの「気持ちの向き」を表すこと
  • 一人分の例(2000年1月1日正午生まれ)で、いまの季節と次の節目を読む手順
  • 今の空を重ねるトランジット(3-12)との使い分け

星の神が案内します。今の空を重ねるトランジットが「今週・今月の天気」なら、進行図は「人生のいまの季節」です。生まれたときの太陽の度数が分かれば、次の季節の変わり目が何歳ごろかまで計算できます。

一日を一年と読む

進行図の考え方は、これだけです。生まれたあとの一日を、人生の一年に読み替えます。

生まれてから読み替えると
1日目の空1歳のときの空
20日目の空20歳のときの空
41日目の空41歳のときの空
80日目の空80歳のときの空

八十歳の人でも、見るのは生後八十日の空です。二か月半ほどしか経っていません。 だから進行図は出生図とそれほど違わず、少しずつずれていく形をしています。

なぜ一日を一年と読むのか

理由が証明されているわけではありません。「一日は一年の縮図」という象徴的な考え方から来ていて、聖書の「一日を一年とする」という一節と結びつける説明もあります。何百年も使われ続けてきた、西洋占星術の代表的な時期の読み方です。

動くのは、主に太陽と月

一日分しか動かないので、速い天体と遅い天体の差がはっきり出ます。

進めた天体一年に動く量一つの星座を通る年数
太陽約1度約30年
月約12〜15度2年〜2年半
水星・金星0〜2度十数年〜数十年
火星約0.5度50年以上
木星から先ほとんど動かない一生で数度

だから主に読むのは、進んだ太陽と進んだ月の二つです。 木星から先は一生かけて数度しか動かないので、時期を見る役には立ちません。 進めた天体は「進行の太陽」「進行太陽」のように、頭に「進行」を付けて呼びます。

進行の太陽 ── 人生の季節

一つの星座を通るのにおよそ三十年かかります。星座が変わるときが、人生の季節の変わり目です。

いつ変わるかは、生まれたときの太陽が星座の何度にあるかで決まります。 目安は「30 − 生まれたときの太陽の度数」歳。 たとえば太陽が獅子座18度なら、30−18=12で、十二歳ごろに乙女座へ移ります。そこから約三十年後の四十二〜四十三歳ごろに、天秤座へ移ります(太陽の進む速さは季節で少し違うので、一年ほど前後します)。 自分の太陽の度数は、萬象暦の結果画面で確かめられます。

本人には少しずつすぎて気づきにくく、周りが「変わったね」と言うほうが早いのが特徴です。 星座が変わる年の前後は、転職・独立・引っ越しといった大きな動きが重なりやすいと読みます。

進行の月 ── 気持ちの向き

二年から二年半ごとに星座を変え、およそ二十七年で一周します。 月が空を二十七日ほどで一周するのが、そのまま年に読み替わった形です。

進行の月は「いま何に関心が向いているか」を表します。 進行の太陽が人生の季節なら、進行の月はその中の天気です。

進行の月が一周して、生まれたときの位置に戻るのが二十七歳前後。 土星が生まれた位置に戻る二十九歳前後(3-6)と近いので、二十代の終わりは節目が重なりやすい時期と読みます。

例の人で読む(説明用の架空の人)
2000年1月1日の正午に東京で生まれた人(3-5と同じ人)を、2026年10月1日に見ます。
① 生まれてから9770日。365.2422で割ると26.75年。
② 生まれた日時の26.75日後、つまり2000年1月28日の早朝の空を見ます。
③ 進行の太陽は水瓶座7度。生まれたときは山羊座9.99度(ほぼ10度)だったので、目安は30−10=20歳。実際には十九歳の夏(2019年)に水瓶座へ移っていました。山羊座の「責任を積む季節」から、水瓶座の「仲間と新しい形を作る季節」へ。次に魚座へ移るのは四十九歳ごろです。
④ 進行の月は蠍座2度。一つのことや特定の相手に、深く関わりたくなる時期です。生まれたときの月(蠍座8.8度)まであと約7度で、2027年の春、二十七歳で一周して戻ります。人生の最初の一巡りが終わる節目です。

求め方

  1. 経過年数を出す見たい日までの日数を、一年の長さ(365.2422日)で割ります。小数のまま使います
  2. 同じ数だけ「日」を足す生まれた日時に、その年数を日数として足します
    26.75年なら、生まれた日時の26.75日後
  3. その日時の空を出すあとは普通の出生図と同じです。場所は生まれた土地を使います

1と2は電卓でできます。3は天体の位置の計算が要るので、萬象暦や道具に任せるのが確実です。 肝心なのは2番目、年を日に読み替えるところで、これがこの方法の中身のすべてです。

トランジットとの違い

トランジット(3-12)進行図
見るものいま実際に空にある天体生まれて◯日目の空
速さ日ごとに変わる年単位でしか変わらない
向く話今週・今月の出来事いまの数年・数十年の流れ

どちらが上ということはなく、時計の針が違うだけです。 トランジットは秒針、進行図は時針にあたります。

萬象暦ではこう出ます
「人生占い」の「西洋占星術」の下のほうに、進行の太陽が「いまの長い目で見たテーマ(約三十年ごとに移る)」、進行の月が「いまの気持ちの向き(約二〜三年ごとに移る)」として、星座ごとの読みで出ます。見る日は、占った日の正午です。 例の人なら、長い目で見たテーマの欄に「これまでの所属や役割を見直す時期です。新しい仲間との交流が増え…」と出ます。 出生時刻を入れると、進行のアセンダント(第一印象の点を進めたもの)が「いま、人から受けやすい印象」という欄で加わります。
流派によるちがい(萬象暦の計算のしかた)

一年の長さ 萬象暦は365.2422日(一年の平均の長さ)で割ります。365日で割る流派もあり、四十年で0.03日ほど、進行の月の位置にして0.4度弱の差が出ます。

進行のアセンダントの出し方 萬象暦は、生まれたときのMCを、進行の太陽が進んだぶん(一年に約1度)だけ進め、そこからアセンダントを出します(ソーラーアークでMCを進める、広く使われている出し方)。進行のアセンダントもゆっくり進み(一年に一度前後。星座によって速さが少し違います)、星座は何年も同じです。一年に約0.99度の一定の速さで進める出し方(ナイボッド法)もあり、こちらとの差は数年で1度ほどです。進めた日の時刻の空からそのまま出す流派もあり、その場合は一年でほぼ一回りするので、ほかの本やソフトと比べるときは気をつけてください。

ハウス 萬象暦の「進行天体の位置」の表のハウス欄は、進めたMCとアセンダントで区切り直したハウスです。進めた天体を、生まれたときの図のハウスに置いて読む流派もあります。

自分の進行図を見る

萬象暦占いの「人生占い」で生年月日を入れ、「六つの占い」の「西洋占星術」を開くと、いまの人生の季節(進行の太陽)と気持ちの向き(進行の月)が出ます。出生時刻も入れると、円盤の図の「三重円にする」で、生まれたときの図・進行・今の空を重ねて見られます。無料で、登録は要りません。

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