萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 進行図
第3部 西洋占星術 / 3-13
生まれたときの図(出生図)は一生変わりません。そこに「いま、人生のどの季節にいるか」を足すのが進行図です。生まれたあとの空を、一日を一年に読み替えて見ます。
星の神が案内します。今の空を重ねるトランジットが「今週・今月の天気」なら、進行図は「人生のいまの季節」です。生まれたときの太陽の度数が分かれば、次の季節の変わり目が何歳ごろかまで計算できます。
進行図の考え方は、これだけです。生まれたあとの一日を、人生の一年に読み替えます。
| 生まれてから | 読み替えると |
|---|---|
| 1日目の空 | 1歳のときの空 |
| 20日目の空 | 20歳のときの空 |
| 41日目の空 | 41歳のときの空 |
| 80日目の空 | 80歳のときの空 |
八十歳の人でも、見るのは生後八十日の空です。二か月半ほどしか経っていません。 だから進行図は出生図とそれほど違わず、少しずつずれていく形をしています。
理由が証明されているわけではありません。「一日は一年の縮図」という象徴的な考え方から来ていて、聖書の「一日を一年とする」という一節と結びつける説明もあります。何百年も使われ続けてきた、西洋占星術の代表的な時期の読み方です。
一日分しか動かないので、速い天体と遅い天体の差がはっきり出ます。
| 進めた天体 | 一年に動く量 | 一つの星座を通る年数 |
|---|---|---|
| 太陽 | 約1度 | 約30年 |
| 月 | 約12〜15度 | 2年〜2年半 |
| 水星・金星 | 0〜2度 | 十数年〜数十年 |
| 火星 | 約0.5度 | 50年以上 |
| 木星から先 | ほとんど動かない | 一生で数度 |
だから主に読むのは、進んだ太陽と進んだ月の二つです。 木星から先は一生かけて数度しか動かないので、時期を見る役には立ちません。 進めた天体は「進行の太陽」「進行太陽」のように、頭に「進行」を付けて呼びます。
一つの星座を通るのにおよそ三十年かかります。星座が変わるときが、人生の季節の変わり目です。
いつ変わるかは、生まれたときの太陽が星座の何度にあるかで決まります。 目安は「30 − 生まれたときの太陽の度数」歳。 たとえば太陽が獅子座18度なら、30−18=12で、十二歳ごろに乙女座へ移ります。そこから約三十年後の四十二〜四十三歳ごろに、天秤座へ移ります(太陽の進む速さは季節で少し違うので、一年ほど前後します)。 自分の太陽の度数は、萬象暦の結果画面で確かめられます。
本人には少しずつすぎて気づきにくく、周りが「変わったね」と言うほうが早いのが特徴です。 星座が変わる年の前後は、転職・独立・引っ越しといった大きな動きが重なりやすいと読みます。
二年から二年半ごとに星座を変え、およそ二十七年で一周します。 月が空を二十七日ほどで一周するのが、そのまま年に読み替わった形です。
進行の月は「いま何に関心が向いているか」を表します。 進行の太陽が人生の季節なら、進行の月はその中の天気です。
進行の月が一周して、生まれたときの位置に戻るのが二十七歳前後。 土星が生まれた位置に戻る二十九歳前後(3-6)と近いので、二十代の終わりは節目が重なりやすい時期と読みます。
1と2は電卓でできます。3は天体の位置の計算が要るので、萬象暦や道具に任せるのが確実です。 肝心なのは2番目、年を日に読み替えるところで、これがこの方法の中身のすべてです。
| トランジット(3-12) | 進行図 | |
|---|---|---|
| 見るもの | いま実際に空にある天体 | 生まれて◯日目の空 |
| 速さ | 日ごとに変わる | 年単位でしか変わらない |
| 向く話 | 今週・今月の出来事 | いまの数年・数十年の流れ |
どちらが上ということはなく、時計の針が違うだけです。 トランジットは秒針、進行図は時針にあたります。
一年の長さ 萬象暦は365.2422日(一年の平均の長さ)で割ります。365日で割る流派もあり、四十年で0.03日ほど、進行の月の位置にして0.4度弱の差が出ます。
進行のアセンダントの出し方 萬象暦は、生まれたときのMCを、進行の太陽が進んだぶん(一年に約1度)だけ進め、そこからアセンダントを出します(ソーラーアークでMCを進める、広く使われている出し方)。進行のアセンダントもゆっくり進み(一年に一度前後。星座によって速さが少し違います)、星座は何年も同じです。一年に約0.99度の一定の速さで進める出し方(ナイボッド法)もあり、こちらとの差は数年で1度ほどです。進めた日の時刻の空からそのまま出す流派もあり、その場合は一年でほぼ一回りするので、ほかの本やソフトと比べるときは気をつけてください。
ハウス 萬象暦の「進行天体の位置」の表のハウス欄は、進めたMCとアセンダントで区切り直したハウスです。進めた天体を、生まれたときの図のハウスに置いて読む流派もあります。
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萬象暦占い をひらく 円図で進行の環を重ねる(出生図+進行+トランジットの三重円)