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第7部 タロット / 7-14

スリーカード

三枚並べて、一つの問いに答えます。「過去・現在・未来」が有名ですが、それだけではありません。三枚それぞれに「何を訊くか」を、問いに合わせて自分で決められます。一枚引きより、答えの理由と次の一手まで見えるのが三枚の良さです。

この記事で分かること
  • 三枚それぞれに「何を訊くか」を割り当てる方法(状況・課題・助言など)
  • 三枚をつなげて、一つの答えにする読み方(仕事の例と、相手の気持ちの例)
  • 萬象暦の画面で、三枚の答えが★いくつで出るか

札の神が案内します。三枚あれば、「いまの状況」「つまずいている点」「次の一手」のように、一つの問いを三方向から見られます。引く前に、三枚の役目を決めておくのがこつです。

並べ方

123
左から順に1・2・3。三枚を横に並べるだけです

割り当ての例

1枚目2枚目3枚目向く問い
過去現在未来流れを知りたいとき。いちばん一般的
状況課題助言「どうすればよいか」を訊くとき。いちばん実用的
自分相手二人の関係人間関係を見るとき
選択肢A選択肢B決め手二つで迷っているとき
やめること続けること始めること整理したいとき
本音建前周りから見た自分自分を見つめ直すとき

流れを知りたいなら「過去・現在・未来」。「どうすればいい?」を知りたいなら、三枚とも「いま」を別の角度から見る割り当て(状況・課題・助言など)のほうが、次の一手につながります。三枚のうち一枚を、もう変えられない過去に使わずに済むからです。

割り当ては、引く前に決めます
出た札を見てから割り当てを決めると、都合のよい読みを作れてしまいます。 「今回は状況・課題・助言で読む」と先に決めて、そのとおりに読んでください。逆さまに出た札(逆位置)を読むかどうかも、このとき一緒に決めます(7-11)。

読む順番

三枚とも表にしたら、すぐ一枚目から読み始めず、まず三枚を見渡します。

  1. 三枚を見渡す人生の大きなテーマを描いた絵札(大アルカナ。7-2)が何枚あるか、明るい札と重い札のどちらが多いか。この段階で「大きな問題か、日常の問題か」がつかめます。
  2. 答えの中心になる一枚を決める問いにいちばん直接答える位置の札です。状況・課題・助言なら「助言」、過去・現在・未来なら「未来」。この札が明るければ追い風、重ければ向かい風です。
  3. 残りの二枚を、中心の札につなげる「中心の札を、ほかの二枚がどう支えているか、あるいは邪魔しているか」で読みます。
  4. 最後に一文にまとめる三枚ぶんの言葉を並べるのではなく、ひとつの文にします。

三枚をつなげて読む

やってみる(説明用の例)── 仕事
「この仕事を続けるべきか」を、状況・課題・助言で読む例です。札は説明のために選んだもので、実際に引いた結果ではありません。

1 状況:ペンタクルの8(こつこつ同じ作業を続けている)
2 課題:カップの4(満たされているのに退屈している)
3 助言:ワンドのエース(新しい意欲の種。明るい札)

答えの中心は「助言」のワンドのエース。明るい札なので、答えは追い風です。つなげると ──
「いまは地道に技術を積んでいる状態です。 それ自体は悪くないのですが、刺激がなくて飽きているのが問題です。 仕事を辞める話ではなく、その中で新しいことを一つ始めると、 同じ場所のまま状況が動き出します」

── 三枚が一つの話になりました。
もう一つ(説明用の例)── 相手の気持ち
「あの人は私をどう思っている?」を、萬象暦と同じ表の気持ち・心の奥・次の行動で読む例です。札は説明のために選んだもので、実際に引いた結果ではありません。

1 表の気持ち:ソードの2(結論を保留して、様子を見ている。良くも悪くもない札)
2 心の奥:カップの2(気持ちを交わし合える関係を望んでいる。明るい札)
3 次の行動:ワンドの8(連絡や予定が速く動く。明るい札)

問いは「どう思っている?」なので、答えの中心は心の奥です。つなげると ──
「カードから読むと、表向きはまだ様子見ですが、心の奥では好意を持っています。 この先は連絡や予定が動きやすい流れなので、あなたから話しやすい話題を一つ振ってみると、反応が返ってきやすいでしょう」

萬象暦の画面なら、最初の一行に「脈ありです(脈あり度 ★★★★★)」と出ます。★5は、いちばん強い追い風です。心の奥のカップの2だけなら★4ですが、次の行動のワンドの8も明るく、重い札が一枚もないので、一つ上がって★5になります。
これはカードの読みで、相手の本心を確かめたことにはなりません。背中を押す材料として使ってください。

萬象暦ではこう出ます

最初の一行に、答えと★
萬象暦のタロットでは、占う内容を選ぶと三枚の役目が自動で決まり、結果画面の最初の一行に問いへの答えと★の数が出ます(★5がいちばんの追い風、★3が五分五分、★1がいちばんの向かい風)。
★は、問いに答える位置の札の明るさで決まります。ほかの札がそろって明るい(重い)ときだけ、一つ上がり(下がり)ます。決め手になった札の説明に続いて、ほかの二枚の要点と「まずできること」が出ます。
くわしい決め方と、テーマごとの三枚の役目

萬象暦独自の決め方です。タロット全体に共通する規則ではありません。

  1. 答えの位置を決め手にする相手の気持ちなら「心の奥」(「どう思っている?」に答える位置)。そのほかのテーマは最後の位置です。共通の並べ方なら、三枚は「未来」、五枚と十枚は「結果」。
  2. 札の明るさで★を決めるとても明るい札(太陽・世界の正位置)は★5、明るい札は★4、良くも悪くもない札は★3、注意を促す札は★2、厳しい札(塔・悪魔・ソードの3・9・10・ペンタクルの5の正位置)は★1。逆さまに出た札の明るさは7-11。恋の問いでは、悪魔の正位置を注意を促す札として読みます。
  3. ほかの札で一つだけ動かす残りの札が、でたらめに引いたときの平均よりはっきり明るいとき(重いとき)だけ、★を一つ上げ(下げ)ます。大アルカナは小アルカナの二倍に数えます。過去・離れた理由・希望と恐れの位置は数えません。障害や注意の位置に出た明るい札は、追い風に数えません。
  4. 多数決はしない逆さまの札や明るい札の枚数を数えて決めることはしません。

三枚引きのテーマ(問いを選ぶと、三枚の役目がこう決まります)

テーマ1枚目2枚目3枚目
相手の気持ち表の気持ち
外に見せているもの
心の奥
まだ言葉になっていない本音
次の行動
このあと取りやすい動き
復縁・再会離れた理由
関係が止まった根の部分
残っている縁
いまも二人をつなぐもの
再接近の鍵
動くなら意識したいこと
お金の流れ入る流れ
収入や機会につながるもの
出る流れ
支出や手放しの傾向
整える鍵
お金との付き合い方
人間関係自分の立場
自分が抱えているもの
相手の立場
相手側に見えているもの
関係の鍵
間を整える方法
勝負ごと・試合いまの流れ
場に吹いている風
攻め時
力を出すタイミングと形
勝ち筋
結果に近づく鍵
今の自分・近未来いまの課題
向き合っている中心
隠れた強み
すでに持っている助け
次の一歩
近未来を整える行動

五枚がおすすめのテーマ(この四つを三枚で引いたときは、共通の「過去・現在・未来」に並べ、選んだテーマに合わせて読みます)

テーマ五つの役目
この恋の未来いまの関係 / 近づけるもの / すれ違い / 転機 / 近未来
結婚・関係の節目二人の土台 / 相手の準備 / 自分の準備 / 現実の課題 / 次の節目
仕事・転職現在の仕事 / 残る道 / 変える道 / 見落とし / 判断の軸
AとBの選択Aの流れ / Bの流れ / Aの注意 / Bの注意 / 決める軸

「仕事・転職」は、続ける道(残る道)と変える道を両方引きます。片方だけだと、出た札の良し悪しだけで決めてしまいますが、両方並べれば比べて選べます。手で引くときにも使える工夫です。

読めないときは

三枚がどうしてもつながらないことがあります。そのときは次を疑ってください。

  1. 問いがぼやけているいちばん多い原因です。もっと絞れないか考えます
  2. 割り当てが合っていないその問いに「過去・現在・未来」が合っていないのかもしれません
  3. 札の意味を狭く取りすぎている本に書いてある意味だけでなく、絵をよく見て別の読み方を探します

それでもつながらないときは、無理に話を作らず、問いを一つに絞り直して、日を改めて引きましょう。問いがはっきりすれば、出た札の意味もずっと拾いやすくなります。

三枚引いてみる

萬象暦占いのタロットでは、占う内容を十種類から選び、一枚・三枚・五枚・十枚のどれかで引けます。「相手の気持ち」を選んで三枚で引くと、この章の二つめの例と同じ並べ方になります。無料で、登録は要りません。

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