萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > ケルト十字
第7部 タロット / 7-15
ケルト十字
十枚並べます。タロットでもっとも有名な並べ方で、一つの問いを、あらゆる角度から見るための形です。いまの状況、邪魔しているもの、表に出ていない本音、これまでとこれから、そして行き着く先までを一度に見ます。大きな決断を、時間をかけて考えたいときに向いています。
この記事で分かること
- 十枚の置き方と、それぞれの位置が何を表すか(現状・障害・結果など)
- 十枚を三つのまとまりに分けて、一つの答えにする読み方と、十枚を通した実例
- 手で並べるなら何枚から始めればよいか、萬象暦の画面ではどう出るか
札の神が案内します。十枚は多く見えますが、三つのまとまりに分ければ、書く文は三つだけです。まず真ん中の二枚から始めましょう。
配置
中央に十字の形で六枚、右側に縦一列で四枚を置きます。この章では、萬象暦占いのタロットと同じ番号と位置名で説明します。
1の上に2を横向きに重ねます。下が根底、左が過去、上が可能性、右が近い未来。
右の列は下から上へ読みます
それぞれの位置の意味
9番は、望みと恐れを一枚で表します
人は、いちばん望んでいることを、同時に恐れていることがよくあります。「うまくいってほしい」と「うまくいったら怖い」は同居するからです。
ここに出た札は、「あなたが最も気にしていること」と読むと、望みと恐れの両方をまとめて拾えます。
番号の振り方は、本によって違う
この章の並べ方では、1の下に3(根底)、左に4(過去)、上に5(可能性)、右に6(近い未来)を置きます。解説書によっては、3を上(目指すもの)、4を下(土台)、5を左(過去)とするものもあります。位置の意味はほぼ同じでも番号がずれるので、本と照らし合わせるときは位置の名前で合わせてください。2(障害)を「支えているもの」とも読む本もあります。
読む順番 ── 三つのまとまりで読む
十枚を1から順に読もうとすると、話が散らばります。三つのまとまりに分けて、まとまりごとに一文にするのが実際の読み方です。
- 中心の二枚(1・2)── いま何が起きているか現状と、それを妨げているもの。ここだけで問いの半分は答えが出ます。「◯◯だが、◯◯に阻まれている」という一文にします。
- 十字の四枚(3・4・5・6)── 流れと本音4(過去)から6(近い未来)へ、時間の流れとして読みます。あわせて、3(根底=本音)と5(可能性=目標)がずれていないかを見ます。「こういう経緯で、本音はこう、目指すのはこう。この先こう動く」。
- 右の柱の四枚(7・8・9・10)── 自分と周り、行き着く先下から、自分の構え → 周りの環境 → 希望と恐れ → 結果。ここは「自分がどうするか」の材料です。
- 三つの文を「つまり」でまとめる最後に一つの答えにします。答えの強さは、10(結果)の札が明るいか重いかで決めます。
仕上げに、全体の偏りも見ておくと、読みの確かめになります。
大アルカナが多い本人の力だけでは動かしにくい、大きな流れの中にある
小アルカナばかり日常の範囲の問題。自分で動かせる余地が大きい
一つの組(スート)に偏るその領域が問題の中心。ソードばかりなら考えすぎ、ペンタクルばかりならお金や仕事など現実の話
人物の札(コートカード)が多い人との関わりで動いている件
十枚を通して読む(説明用の例)
問い:「今の職場で、このまま頑張っていていい?」
札は説明のために選んだもので、実際に引いた結果ではありません。
1 現状:ペンタクルの8(こつこつ腕を磨いている)
2 障害:カップの4(物足りなさで、目の前の機会に気づかない)
3 根底:ペンタクルの3(人と組んで、腕を認められたい)
4 過去:ソードの5(後味の悪い、勝ち負けの張り合い)
5 可能性:皇帝(責任ある立場で、物事を形にしたい)
6 近い未来:ワンドの3(始めたことが、外へ広がり始める)
7 自分:ワンドのナイト・逆位置(勢いが強すぎて、準備や配慮が追いつかない)
8 環境:ペンタクルの6(手を貸してくれる人がいる)
9 希望と恐れ:ワンドの6(認められたい/注目されるのが怖い)
10 結果:戦車(狙いを定めて前進する。明るい札)
中心の二枚:「腕は着実に上がっているが、物足りなさから、目の前の機会を見過ごしかけている」
十字の四枚:「以前の張り合いは、もう過ぎたこと。本音は人と組んで認められたいことで、目指す『任される立場』と同じ向きを向いている。その芽は、近いうちに外へ広がり始める」
右の柱:「ただ、あなたは焦って一人で突っ走りがち。周りには手を貸してくれる人がいる。認められたい気持ちと目立つ怖さの両方を抱えつつ、行き着く先は、狙いを定めて前へ進む形」
つまり ──「続けてよい。むしろ一段上を目指せる流れです。物足りなさで機会を見逃さず、一人で突っ走らずに、手を貸してくれる人と組んで、目標を一つに絞りましょう」
結果の戦車が明るい札なので、答えは追い風。目標の皇帝をはじめ明るい札が多いので、強い追い風と読めます。萬象暦で試すなら、この問いは「今の自分・近未来」を選びます。十枚引いて同じ札が出たなら、最初の一行は「この先に強い追い風が吹いています(追い風度 ★★★★★)」です。
「仕事・転職」を選ばないのは、萬象暦の「仕事・転職」が今の場所から動くか、とどまるかに答えるテーマだからです。同じ十枚でも、明るい札は「動く方への追い風」と読まれ、一行目は「今は、思い切って動いてよい時です」になります。「このまま続けていい?」のように今の場所での先行きを訊くなら「今の自分・近未来」、「動くか、とどまるか」を訊くなら「仕事・転職」と、問いに合うテーマを選んでください。
萬象暦ではこう出ます
十枚でも、答えは最初の一行に
萬象暦のタロットで十枚を選ぶと、この並べ方で出ます。位置の番号と名前はこの章と同じです。
最初の一行の答えと★は、
10番(結果)の札の明るさで決まり、ほかの札がそろって明るい(重い)ときだけ一つ動きます(くわしくは
7-14)。その下に、
現状・障害・近い未来の三枚の要点が出ます(結果の札は、最初の一行の結論ですでに説明しています)。続いて、十枚それぞれの読みが並びます。大アルカナがまっすぐ出た札には、その位置専用の一文も添えます。
手で並べるなら、まず少ない枚数から
自分のカードで並べて読むなら、まず三枚(7-14)から始めるのがおすすめです。十枚の意味を一つの話にするには、慣れが要ります。ケルト十字の一部だけを使う方法もあります。
萬象暦なら、十枚でも答えが最初の一行に出るので、気軽に試せます。上の例のように、出た十枚を三つのまとまりで読み直してみると、読み方が身につきます。
ケルト十字で引いてみる
萬象暦占いのタロットでは、占う内容を十種類から選び、一枚・三枚・五枚・十枚のどれかで引けます。十枚を選ぶとケルト十字になります。正位置・逆位置も出ます。無料で、登録は要りません。
萬象暦占いのタロットをひらく