萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 十天体(二)社会天体と世代天体
第3部 西洋占星術 / 3-6
木星・土星・天王星・海王星・冥王星は、空をゆっくり動く五つの天体です。同じ時期に生まれた人は、ほぼ同じ星座に並びます。そのかわり、人生のどの場面に入っているかは一人ひとり違います。そこから恵まれやすい場面、苦労して力をつける場面、人と違う発想が出る場面が読めます。
星の神が案内します。遠くの星ほどゆっくり動きます。一人ひとりの性格より、人生の長い流れと、同じ時代に生まれた人たちの共通点を映します。
前の章(3-5)の五つは速く動くので、星座そのものに人による違いが出ました。 この章の五つは遅いので、同じ年に生まれた人は、ほぼ同じ星座になります。
それでも、図の上のどの場面の部屋に入っているかは、生まれた時刻と場所で一人ひとり違います。 人生の場面を十二に分けた部屋を「ハウス」と呼びます(仕事、恋愛、家庭など。3-7)。 遅い五つは、このハウスと、速い五つの天体との角度(3-8)を中心に読みます。
| 何を表すか | 天体 | 主に読むところ |
|---|---|---|
| その人らしさ (個人天体) | 太陽・月・水星・金星・火星 | 星座もハウスも読む(3-5) |
| 社会との関わり方 (社会天体) | 木星・土星 | ハウスを重く見る。星座は一年〜二年半ほどで変わる |
| 時代の空気 (世代天体) | 天王星・海王星・冥王星 | ハウスと、ほかの天体との角度で読む |
速い五つと、ほとんど動かない三つの中間です。生まれ年が近ければ星座が同じことも多いのですが、 どの場面の部屋に入るかで、恵まれる場所と苦労する場所がはっきり分かれます。 この二つをまとめて「社会天体」と呼びます。
| 空を一周する時間 | 約12年 |
| 一つの星座にいる期間 | 約1年 |
その人が自然に恵まれる場面です。無理をしなくても道が開ける場所、周りが手を貸してくれる場面。明るい見通しと、成長を受け持ちます。
ただし、広がることは締まりがなくなることでもあります。木星の場面では、つい大風呂敷を広げがちです。次の土星と組にして見ると、ちょうどよい加減が分かります。
| 空を一周する時間 | 約29年半 |
| 一つの星座にいる期間 | 約2年半 |
その人がいちばん苦労する場面です。簡単には手に入らない場所、時間をかけて身につけるもの。古い占星術では「凶星」とされましたが、いまは苦労した分だけ、その人の芯ができる場所と読みます。
ここから先の三つは、同じ年ごろに生まれた人がみな同じ星座になります。 星座は「その世代の空気」として受け取り、一人ひとりを読むときはどのハウスにあるかと、速い天体との角度を見ます。 この三つを「世代天体」と呼びます。
| 空を一周する時間 | 約84年 |
| 一つの星座にいる期間 | 約7年 |
その人が常識から外れる場面です。突然の変化、決まった枠を壊す力、人と違う発想。1781年に見つかった天体で、アメリカ独立やフランス革命の時代に重なったことから、革命の星とされるようになりました。
| 空を一周する時間 | 約165年 |
| 一つの星座にいる期間 | 約14年 |
その人が夢を見る場面です。芸術、祈り、あこがれ、そして思い込み。海王星のある場面では、自分と他人、理想と現実の境目があいまいになります。良く出れば見返りを求めない献身や豊かな想像力、悪く出ればごまかしや現実逃避です。どちらに出るかは、ほかの天体との角度で読みます。1846年に見つかりました。
| 空を一周する時間 | 約248年 |
| 一つの星座にいる期間 | 約12〜30年 |
その人が極端になる場面です。いったん壊して、作り直す。中途半端では済まない領域です。1930年に見つかりました。
冥王星は2006年に天文学では「準惑星」に分け直されましたが、占星術では今も十天体の一つとして使います。天文学の分類と、占いの星の意味づけは、もともと別のものだからです。同じ理由で、太陽と月も占星術では「天体」に数えます。
萬象暦占いの「人生占い」で、生年月日と出生時刻を入れ、「六つの占い」の「西洋占星術」を開きます。「星の位置と角度のデータ」を開くと、十天体の星座と、どのハウスにあるか(人生のどの場面か)が表で出ます。この章の木星・土星と、天王星・海王星・冥王星の部屋を確かめてみてください。出生時刻がないとハウスは出ません。無料で、登録は要りません。
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