萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 現代に生まれた占い
第12部 世界の占い事典 / 12-8
この百年で作られた占いです。歴史が浅いから劣る、ということはありません。ただしいつ、誰が、何をもとに作ったかは知っておく価値があります。
心理学者の古川竹二が「血液型気質相関説」を発表したのが始まりです。当時から学界の批判は強く、1930年代にはほぼ否定されていました。
ところが1971年、能見正比古の著書が大ヒットして再び広まります。日本・韓国・台湾でしか通じません。欧米では自分の血液型を知らない人が多数派です。
統計的な裏づけは繰り返し否定されていますが、会話のきっかけとしての機能は本物です。このシリーズでも、そういうものとして扱っています。
このシリーズで占えます生年月日から十二の動物に分けます。1999年に爆発的に流行しました。
元になっているのは四柱推命の十二運です。長生・沐浴・冠帯……という十二段階を、動物の名前に置き換えたもの。土台は数百年の歴史を持つ本格的な占術ですが、名前を変えたことで誰も気づきませんでした。
歴史上のもの三百六十六日それぞれに意味や花や石を割り当てたものです。
誕生石は1912年にアメリカの宝石商組合が定めたのが現在の形の起点で、各国の宝石業界が独自に追加してきました。日本では2021年に十種類が追加されています。伝統ではなく、業界の取り決めです。
歴史上のもの生年月日を一桁に還元する数秘術です。ピュタゴラスの名前が引かれることが多いですが、現在の形にしたのは二十世紀初頭のアメリカの人々です。
手軽で計算しやすいため、雑誌やウェブでもっともよく見る占いの一つになりました。
このシリーズで占えますこれは占いではありません。心理学の理論をもとにした性格の分類法です。ただし使われ方は占いとほとんど同じです。
四つの軸で十六の型に分けます。ユングの類型論が土台ですが、ユング自身が作ったものではなく、キャサリン・ブリッグスと娘のイザベルが1940年代に質問紙として組み立てました。
心理学の主流では信頼性が低いとされていますが、世界中で使われ続けています。理由は占いと同じで、自分を語る言葉をくれるからです。
歴史上のもの四柱推命を学ぶには数か月かかります。血液型なら三秒です。 この差が、そのまま広まりやすさの差になっています。
そして新しい占いには、共通する特徴があります。
つまり新しい占いは、当てるためではなく、話すために作られているのです。 だから精度が低いことは、あまり問題になりません。
四千年前の亀の甲羅から、二十世紀の血液型まで見てきました。 道具も理屈もばらばらですが、やっていることは驚くほど似ています。
自分では決められないことに、外から一つ形を与えてもらう。 場所も時代も違う人間が、同じことを求めて、それぞれのやり方を発明してきました。
次は第13部「占いの道具」で、 それらの道具が実際にどう使われるのかを見ていきます。
萬象暦占いは、四柱推命・西洋占星術・数秘術・九星気学・宿曜・タロットの六つを計算して重ねます。ここで読んだ占術が、実際にどんな結果を出すのか確かめられます。無料で、登録は要りません。
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