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第13部 占いの道具 / 13-1

東洋の道具

易の答えは、手元の十円玉三枚でも出せます。易者が両手でさばく竹の棒の束(筮竹・ぜいちく)、出た形を並べて見せる角材(算木・さんぎ)、方位を細かく測る円盤(羅盤・らばん)。時代劇や漫画で見かけるこれらの道具が、何をするためのもので、どう使うのかを一つずつ見ていきます。

この記事で分かること
  • 筮竹・算木・銭・羅盤が、それぞれ何をするための道具で、どう使うか
  • 易は十円玉三枚でも始められ、方位は方位磁石やスマートフォンでも見られること
  • 道具がなくてもブラウザで試せることと、実物がないとできないことの違い

先に言葉を二つだけ。易(8-1)では、陰と陽の線を六本積み上げた形を卦(け)と呼び、その一本一本の線を爻(こう)と呼びます(8-2)。 筮竹と銭は、この六本の線を一本ずつ決めるための道具、算木は決まった線を並べて記録するための道具です。羅盤だけは卦を立てる道具ではなく、方位を読む道具です。

まず試すなら、道具は家にあるもので
易は十円玉三枚で始められます。日本の九星気学で引っ越しや旅行の方角を見るなら、地図アプリで自宅から目的地までの方角を測れば足ります(4-7)。
筮竹や算木は数千円ほどから、羅盤は本格的なものだと数万円します。 道具は、手順を体で覚えたり、占う時間に気持ちを切り替えたりするためのもので、答えの確かさは道具の値段と関係ありません。

道具を買う前に、何が道具なしでできて、何が実物でないとできないかを分けておきます。

道具なしで試せる卦を立てること。萬象暦の易は、三枚の銭を六度投げる方法(擲銭法)を画面の中で行い、銭の表裏は乱数で決まります。手元の十円玉三枚でも同じ手順を踏めます。方角の良し悪しも、萬象暦の九星気学で今年・今月・今日の良い方角と避けたい方角が出ます
実物があるとできる筮竹を手でさばいて数える作法そのもの。羅盤を現地に置いて、建物や道の向きを細かく測ること

画面の易も十円玉も同じ擲銭法なので、線の出やすさは筮竹の本筮法と少しだけ違います(上の「銭」の項)。

道具なしで、易の卦を立ててみる

萬象暦の易は、三枚の銭を六度投げて六本の線(爻)を作り、出た卦から、いまの状況とこれからの変化を読みます。動く線があれば、変化した先の卦も出ます。たとえば下三本が陽・上三本が陰の「泰(たい)」が出て、下から三本目が動けば、変化した先は「臨(りん)」です。無料で、登録は要りません。

易で変化を見る をひらく