占い入門BANSHOREKI

萬象暦 占いシリーズ占い入門 > アフリカ

第12部 世界の占い事典 / 12-6

アフリカの占い

アフリカの占いは、多くがいまも現役です。しかも共同体の意思決定に組み込まれています。個人の楽しみではなく、社会の制度として働いている点が、他の地域と大きく違います。

なぜアフリカの占いは現役なのか

他の地域では、占いは近代化とともに' 「趣味」や「娯楽」の位置へ移りました。アフリカでは違います。

理由の一つは、占いが医療と司法を兼ねていることです。 病気の原因を探るのも、盗みの犯人を突き止めるのも、 村の重要事を決めるのも、同じ占い師が担ってきました。 制度として組み込まれているものは、簡単には消えません。

もう一つは、占いが文字の代わりに知識を運んでいることです。 イファの二百五十六のオドゥには、それぞれ物語・薬草の処方・道徳の教えが 結びついています。占い師が詩を暗誦するとき、 共同体の知識全体が一緒に受け渡されています

イファと易の不思議な一致
イファは十六の記号を二つ組み合わせて256通りを作ります。 易は八卦を二つ組み合わせて64通りを作ります。
どちらも二進的な記号を偶然によって作り、対応する言葉を読むという まったく同じ構造です。交流の記録はありません。
離れた土地の人間が、独立に同じ仕組みを思いついたことになります。