萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 六十四卦一覧
第8部 易 / 8-7
六十四すべての卦です。古典の卦辞をそのまま載せると難解なので、日常の状況に読みかえた言葉で並べています。
札の神が案内します。卦が立てば、あとは読むだけです。難しいのは覚えることではなく、いまの状況に当てはめることです。
| 番号 | 卦 | 上/下 | いまの状況として読むと |
|---|---|---|---|
| 1 | 乾 | 乾/乾 | 力が満ちています。自分から始めてよい時ですが、強さを独断にしないこと。 |
| 2 | 坤 | 坤/坤 | 受け止め、育てる力が働く時。前へ出るより、よい土台を整えること。 |
| 3 | 屯 | 坎/震 | 始まりには混乱が伴います。急いで完成させず、小さな足場から。 |
| 4 | 蒙 | 艮/坎 | まだ見えていないことがあります。知ったふりをせず、教えを求める時。 |
| 5 | 需 | 坎/乾 | 待つことにも仕事があります。焦らず、来る時に備えて力を蓄える。 |
| 6 | 訟 | 乾/坎 | 正しさを争うほど遠ざかります。勝敗より、争点と着地点を整理する。 |
| 7 | 師 | 坤/坎 | 力をまとめるには規律が必要です。目的と役割を先にはっきりさせる。 |
| 8 | 比 | 坎/坤 | 信頼できる人と結ぶ時。誰と共に進むかを丁寧に選ぶこと。 |
| 9 | 小畜 | 巽/乾 | 小さな蓄積が効いています。大きく動く前に、細部を整える。 |
| 10 | 履 | 乾/兌 | 薄い氷を踏むように慎重に。礼を守れば、難しい場も通れます。 |
| 11 | 泰 | 坤/乾 | 上下が通い、物事が巡る時。好調な時ほど、周りへ返すこと。 |
| 12 | 否 | 乾/坤 | 流れが塞がりやすい時。無理に通さず、距離を取り内側を守る。 |
| 13 | 同人 | 乾/離 | 心を開いて目的を共有する時。身内だけで固まらないこと。 |
| 14 | 大有 | 離/乾 | 多くを持つ時。豊かさは独占せず、活かしてこそ長続きします。 |
| 15 | 謙 | 坤/艮 | 一歩引く姿勢が力になります。実力を静かに積み、相手を立てる。 |
| 16 | 豫 | 震/坤 | 喜びと勢いが生まれます。浮かれる前に、動ける準備を整える。 |
| 17 | 随 | 兌/震 | よい流れには素直に従う時。人ではなく、筋の通った方向を選ぶ。 |
| 18 | 蠱 | 艮/巽 | 古いほころびを直す時。原因を責めるより、手入れを始める。 |
| 19 | 臨 | 坤/兌 | こちらから近づき、見守る時。支配せず、相手の成長を助ける。 |
| 20 | 観 | 巽/坤 | 動く前に全体を見る時。自分がどう見られているかも観察する。 |
| 21 | 噬嗑 | 離/震 | 曖昧な障害を噛み砕く時。基準を決め、必要な線を引く。 |
| 22 | 賁 | 艮/離 | 見せ方を整えると通りやすい時。ただし飾りを中身より大きくしない。 |
| 23 | 剥 | 艮/坤 | 余分なものが落ちていく時。守りを固め、無理な拡大をやめる。 |
| 24 | 復 | 坤/震 | 本来の道へ戻る時。小さな再開が、次の大きな流れになります。 |
| 25 | 無妄 | 乾/震 | 作為を足さず、正直に進む時。期待で事実を曲げないこと。 |
| 26 | 大畜 | 艮/乾 | 大きな力を蓄えている途中。学びと準備に投資し、機を待つ。 |
| 27 | 頤 | 艮/震 | 何を取り入れ、何を語るかが重要です。心身を養うものを選ぶ。 |
| 28 | 大過 | 兌/巽 | 負荷が大きく、今の形では支えきれません。思い切った組み替えを。 |
| 29 | 坎 | 坎/坎 | 難所が重なる時。近道を探さず、一歩ずつ確実に渡る。 |
| 30 | 離 | 離/離 | 明るく見える時ほど、何に依っているかを確かめる。知性と礼が助けます。 |
| 31 | 咸 | 兌/艮 | 互いに感じ合い、影響し合う時。押すより、自然な応答を大切に。 |
| 32 | 恒 | 震/巽 | 続けることで形になる時。気分ではなく、守れる習慣をつくる。 |
| 33 | 遯 | 乾/艮 | 退くことが前進になる時。消耗する場所から静かに距離を取る。 |
| 34 | 大壮 | 震/乾 | 力が強まっています。押し切るより、正しい使い方を選ぶこと。 |
| 35 | 晋 | 離/坤 | 前へ進み、認められやすい時。明るいものを掲げて進む。 |
| 36 | 明夷 | 坤/離 | 光を隠して身を守る時。分かってもらおうと無理をしない。 |
| 37 | 家人 | 巽/離 | 内側の役割と約束を整える時。身近な関係ほど言葉を丁寧に。 |
| 38 | 睽 | 離/兌 | 違いが表に出る時。一致を強いず、共通する一点を探す。 |
| 39 | 蹇 | 坎/艮 | 正面には障害があります。迂回し、助けを借りることが近道です。 |
| 40 | 解 | 震/坎 | 緊張がほどける時。赦し、片づけ、身軽になって次へ。 |
| 41 | 損 | 艮/兌 | 減らすことで整う時。抱えすぎた役割や欲を一つ手放す。 |
| 42 | 益 | 巽/震 | 増やし、分け与える時。自分だけでなく周りにも益がある選択を。 |
| 43 | 夬 | 兌/乾 | 決断を明らかにする時。感情で切らず、理由を公にして進む。 |
| 44 | 姤 | 乾/巽 | 思いがけない出会いがあります。強い引力ほど、最初の境界を大切に。 |
| 45 | 萃 | 兌/坤 | 人と力が集まる時。中心となる目的を一つに定める。 |
| 46 | 升 | 坤/巽 | 少しずつ上昇する時。近道より、毎日の積み重ねを信じる。 |
| 47 | 困 | 兌/坎 | 力が出にくい時。外の評価より、内側の芯を守り助けを求める。 |
| 48 | 井 | 坎/巽 | 皆が使う源を整える時。仕組みや関係の井戸を手入れする。 |
| 49 | 革 | 兌/離 | 古い形を改める時。勢いだけでなく、変える理由と時機を揃える。 |
| 50 | 鼎 | 離/巽 | 素材を混ぜ、新しい価値へ変える時。人を育て文化をつくる。 |
| 51 | 震 | 震/震 | 驚きが目を覚まさせます。慌てず、最初に安全と順序を確かめる。 |
| 52 | 艮 | 艮/艮 | 止まるべき所で止まる時。動かないことで見えるものがあります。 |
| 53 | 漸 | 巽/艮 | 段階を踏んで進む時。急な完成より、信頼を一層ずつ積む。 |
| 54 | 帰妹 | 震/兌 | 勢いで立場を決めないこと。相手と条件を確かめ、順序を守る。 |
| 55 | 豊 | 震/離 | 光が満ち、力を出し切る時。盛りのうちに次への備えも始める。 |
| 56 | 旅 | 離/艮 | 仮の場所を進む時。所有にこだわらず、礼と身軽さを持つ。 |
| 57 | 巽 | 巽/巽 | 柔らかく入り込み、繰り返し伝える時。強く押すより浸透させる。 |
| 58 | 兌 | 兌/兌 | 喜びと対話が開く時。口先だけにせず、誠実な交換を。 |
| 59 | 渙 | 巽/坎 | 固まったものを解かす時。わだかまりを散らし、流れを戻す。 |
| 60 | 節 | 坎/兌 | 限度と区切りを定める時。厳しすぎず、守れる線を引く。 |
| 61 | 中孚 | 巽/兌 | 内側の誠実さが伝わる時。飾らない言葉が信頼をつくる。 |
| 62 | 小過 | 震/艮 | 大事より小事を整える時。小さく行き過ぎた所を修正する。 |
| 63 | 既済 | 坎/離 | 形は整っています。完成後の緩みに注意し、保守と点検を。 |
| 64 | 未済 | 離/坎 | まだ渡り切っていません。最後を急がず、条件を一つずつ揃える。 |
爻辞(六本それぞれの言葉)は、この一覧には入れていません。 三百八十四本あり、入門の範囲を超えるからです。 卦辞だけでも、易は十分に使えます。
六十四を暗記する必要はありません。引けばよいのです。
使っているうちに、よく出る卦から自然に覚えます。 そして八卦の意味(8-2)が分かっていれば、 知らない卦でも上下の組み合わせから見当がつきます。
たとえば上が坎(水・悩み)、下が離(火・明るさ)なら、 「明るさの上に悩みが乗っている」── 実際、これは63 既済で、 「完成したが、そこから崩れ始める」という意味です。
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