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萬象暦 占いシリーズ占い入門 > おみくじ

第10部 こよみ / 10-4

おみくじ

初詣で必ず引くのに、大吉か凶かだけ見て終わりにしていませんか。おみくじの本体は詩のほうです。吉凶は後から付けられたものです。

暦の神が案内します。暦は占いの土台であり、同時に占いそのものでもあります。毎日目にしているものの由来を見ていきましょう。

くじで決めることは、古くからありました

神意を問うためにくじを引くのは、世界中にある習慣です。 日本でも、後継者を決めるのにくじを使った記録があります。

有名なのは室町幕府の六代将軍足利義教です。 石清水八幡宮でくじを引いて選ばれたため、 「くじ引き将軍」と呼ばれました。

いまの形は、元三大師から

いま神社仏閣にある「漢詩が書かれたおみくじ」の原型は、 平安時代の天台宗の僧元三大師良源(がんざんだいし・りょうげん)が 広めたとされる観音籤です。

百本の籤にそれぞれ五言四句の漢詩が書かれており、 引いた詩を読んで自分の状況に当てはめる、という形でした。

江戸時代に神社へも広がり、 明治以降に和歌のものや現代語のものが加わって、いまの形になりました。

吉凶の表示は、後から付けられたものです

「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶」という表示は、 おみくじの本体ではありません

本体は詩と、その解説です。 詩を読んで、いまの自分に引き寄せて考える ── それが本来の使い方でした。

吉凶の割合も神社ごとにばらばらで、統一された基準はありません。 凶を多く入れる寺社もあれば、まったく入れないところもあります。

浅草寺の凶が多いという話
浅草寺は凶が約三割あるとされ、話題になります。 これは元三大師の観音籤の割合をそのまま守っているためで、 意地悪をしているわけではありません
多くの寺社は明治以降に凶を減らしました。凶を引いた人が参拝しなくなるからです。

引いたら、詩を読んでください

おみくじには、たいてい次のものが書かれています。

大吉でも詩の内容が「慢心を戒める」ことがありますし、 凶でも「ここから上向く」と書かれていることがあります。 吉凶と中身が食い違うのは、普通のことです。

結ぶか、持ち帰るか

これも決まりはありません。

結んで帰る凶を境内に置いていく、という考え方。木に結ぶのは「神様との縁を結ぶ」意味とも
持ち帰る書かれた言葉を折々に読み返すため。多くの寺社はこちらを勧めています

木の枝に結ぶと木が傷むため、 専用の結び所を設ける寺社が増えています。 結ぶ場合はそちらへ。

何度も引いてよいか
「一度引いたら引き直してはいけない」という決まりも、実はありません。
ただし良い結果が出るまで引き直すのは、 占いの使い方としては意味がありません。 出た言葉を受け取れないなら、そもそも引かないほうがよい、というだけの話です。
今日のおみくじを引く

萬象暦占いには、その日一回だけ引けるおみくじがあります。詩と、項目別の言葉つきです。無料で、登録は要りません。

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