占い入門BANSHOREKI

萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 二十七宿の一覧

第5部 宿曜占星術 / 5-2

二十七宿の一覧

宿曜では、誰もが生まれた日によって、二十七の「宿(しゅく)」のどれか一つに入ります。その二十七を、昴(ぼう)から胃(い)まで順に並べました。この並びの順序が、あとで相性を数えるときに要ります。気質の説明は目安として読んでください。

この記事で分かること
  • 「昴」「鬼」など二十七の宿の名前と読み方、並ぶ順番
  • それぞれの宿が、どんな気質の人とされているか(目安)
  • 中国の「二十八宿」と、どこが違うか

月の神が案内します。二十七の宿を、並び順と気質の目安で一覧にしました。自分の宿の行を見つけたら、その前後の宿も眺めてみてください。相性は、この並びの上で数えます。

並びの順序

月が空を進んでいく順です。昴から始まるのが日本の宿曜道(日本で受け継がれてきた宿曜のやり方。5-1)の慣例です。 相性も日々の運も、この並びの上で「自分の宿からいくつ離れているか」を数えて読みます(5-4 三九の秘法)。

三行に分けると覚えやすい
昴・畢・觜・参・井・鬼・柳・星・張
翼・軫・角・亢・氐・房・心・尾・箕
斗・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃

九つずつ三行に分けたのは、覚えるための区切りです。三九の秘法(5-4)の「三つの九」は、自分の宿を起点に九つずつ区切るので、人によって区切りの位置が変わります(この三行と一致するのは昴宿の人だけです)。

二十七宿

表の読み方:自分の宿が分かっている人は、その行の右端「気質の目安」を読んでください。まだ分からない人は、5-3 生まれの宿を出すで出し方を説明しています。「番号」は並びの順番で、相性を数えるときに使います。

宿読み番号気質の目安
昴宿ぼう1品があり誇り高い。学ぶことと名誉を重んじ、人の上に立つ場面が自然に巡ってくる
畢宿ひつ2堅実で我慢強い。決めたことを最後までやり抜く。頑固な面もあるが、年を重ねるほど信用が厚くなる
觜宿し3口が達者で観察眼が鋭い。言葉と知恵で人を動かす
参宿しん4大胆で行動が速い。新しいことへ真っ先に飛び込む、開拓の宿
井宿せい5冷静で理屈に強い。物事を分析し、筋道を立てて考える
鬼宿き6直感が鋭く、心が自由。二十七宿で最上の吉宿とされる
柳宿りゅう7感情が豊かで一途。好き嫌いがはっきりし、決めたものに深く打ち込む
星宿せい8強い個性とカリスマ性。好き嫌いがはっきりし、表に立つと光る
張宿ちょう9華があり、人の中心に立つ。見られることで力を出すリーダー気質
翼宿よく10向上心が強く、遠くを目指す。学びと移動の中で力を伸ばす
軫宿しん11人情に厚く、人と人をつなぐ。気配りと社交で頼られる
角宿かく12社交的で遊び心がある。人当たりの良さで人脈を広げる
亢宿こう13正義感が強く、負けん気で粘る。筋を曲げない信念の宿
氐宿てい14底力があり、じっくり大きくなる晩成型。粘りと包容力を併せ持つ
房宿ぼう15恵まれた運と品を持つ。人と財が自然と集まるとされる
心宿しん16人の心をつかむのが上手い。繊細な洞察力で相手の本音を見抜く
尾宿び17一つに集中して粘り抜く職人肌。決めた道から降りない
箕宿き18自由で大胆、独立心が強い。常識にとらわれず、自分の力で道を開く
斗宿と19度胸と洞察力を持つリーダー。大きな目標に向かって人を率いる
女宿じょ20控えめで勤勉。目的に向かって着実に実力を磨く
虚宿きょ21自分の世界を持ち、深く掘る。理想が高く、研究や創作に向く
危宿き22新しいもの好きで人付き合いが軽やか。いざという場面の判断が速い
室宿しつ23豪快で実行力がある。思い切りの良さで物事を動かす
壁宿へき24誠実で真面目。縁の下で人を支え、着実に形にする
奎宿けい25品と知性、言葉のセンスがある。美意識が高く、質にこだわる
婁宿ろう26器用で調整上手。穏やかな交渉で周りと調和する
胃宿い27エネルギッシュで闘争心がある。勝負どころで一気に力を出す

たとえば張宿(9番)の人なら、「華があり、人の中心に立つ。見られることで力を出す」が目安です。 人前に出る場面や、まとめ役を任されたときに力が出やすい人、と読むのが入口になります。 1984年5月20日生まれの人の宿は虚宿(21番。出し方は5-3)で、「自分の世界を持ち、深く掘る」人。一人で打ち込める研究や創作で力が出る、と読みます。

気質は、ほかの占いと重ねると深まります
宿は二十七種類なので、同じ宿の人は大勢います。宿の気質を入口にして、四柱推命の日干(2-5)など別の占いの読みと重ねると、その人らしさがはっきりしてきます。
生まれの宿は、性格だけでなく、日取りや相性を見るときにも使います。
萬象暦の人生占いと「占術ごとに占う」の宿曜に出る「あなたの宿」の説明も、この一覧と同じ特徴に沿って、もう少し長い文で書いています。

なぜ二十八ではなく二十七なのか

月が星空をひと回りするのは約27.3日です。インドのナクシャトラ(月の宿)には、その通り道を二十七に分ける数え方と、二十八に分ける数え方の両方がありました。日本の宿曜道が使うのは二十七のほうです。

中国の天文で使う二十八宿は、似た名前が並んでいても、成り立ちや使い方が別の体系です。日本の宿曜道の二十七宿には、二十八宿にある牛宿が入りません。

流派によるちがい 並びの起点と基準が違います。 日本の宿曜道は昴宿から始めますが、 中国の二十八宿は角宿から、 インドのナクシャトラはアシュヴィニー(婁宿にあたる)から始めます。
名前の対応や並びだけで、別の体系の宿をそのまま置き換えることはできません。相性を比べるときは、二人の宿を同じ方式で求めてください。
自分の宿を出して、説明を読む

「占術ごとに占う」の宿曜では、生年月日を入れると自分の宿と、この一覧と同じ特徴に沿った少し長い説明、今日の宿との関係が出ます。恋のしるべでは、自分と相手の宿と二人の関係が出ます。どちらも生年月日から新月の時刻を天文計算し、旧暦に直したうえで宿を求めます。無料で、登録は要りません。

占術ごとに占う で宿曜を見る 恋のしるべ をひらく