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第2部 四柱推命 / 2-2

命式を立てる(一)
年柱と月柱

生まれた年と月を、それぞれ干支の二文字に置き換えます。命式(生年月日から作る八文字の表)の四本の柱のうち、年柱と月柱の二本です。どちらも境目を間違えると全部ずれるので、慎重に進めてください。

この記事で分かること
  • 生まれた年の干支(年柱)を、西暦から引き算と割り算で出す方法
  • 1月〜2月初めに生まれた人の年柱が、前の年のものになる理由
  • 生まれた月の干支(月柱)を、表を使って出す方法(1984年5月20日生まれの例つき)

暦の神が案内します。年の干支は引き算と割り算、月の干支は二つの表で出せます。自分の生年月日を紙に書いて、1984年5月20日生まれの例と並べながら一緒に進めてください。

この章でするのは、自分の生まれた年と月が、占いの暦で何にあたるかを出すことです。 八文字のうち、ここで四文字が埋まります。用意するのは生年月日と電卓だけです。 1月〜2月初め、または月の初めの数日に生まれた人は、その年の節入り(占いの暦で月が変わる日時。1-6 暦と節入り)も確かめます。 このサイトの暦の一覧で年と月を選ぶと、二十四節気の日時が分まで出ます。

年柱 ── まず西暦から干支を出す

年の干支は計算で出せます。手順は二つだけです。

  1. 西暦から4を引く例:1984年 → 1980
  2. 10で割った余りが干、12で割った余りが支1980 ÷ 10 の余りは 0、1980 ÷ 12 の余りは 0

余りの番号は、下の表で読み替えます(0から数えることに注意してください)。

表の読み方:いちばん上の段の数字が、割り算の余りです。10で割った余りは「干」の行で、12で割った余りは「支」の行で、それぞれ文字に直します。

余り01234567891011
干(10で割る)甲乙丙丁戊己庚辛壬癸——
支(12で割る)子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥

1984年なら、干の余りが0で甲、支の余りが0で子。 年柱は甲子です。1984年が甲子の年だというのは、暦を見ても確かめられます。

もう一つ試します。2026年なら 2026 − 4 = 2022。 2022 ÷ 10 の余りは2で丙、2022 ÷ 12 の余りは6で午。 年柱は丙午です。

ただし、一年の始まりは立春です

ここが最初の落とし穴です。1月1日ではなく、立春(2月4日ごろ)から新しい年になります。

1月〜2月上旬生まれの人は、前の年で計算します
2000年1月10日生まれの人は、暦の上ではまだ1999年です。 年柱は2000年(庚辰)ではなく、1999年(己卯)になります。

さらに、立春の日そのものに生まれた人は時刻まで見ます。 たとえば2023年の立春は2月4日の11時43分だったので、同じ4日でも午前10時生まれは前年の壬寅、 午後1時生まれは当年の癸卯です。ここは暦の本(万年暦)か、このサイトの暦の一覧で確認してください。

月柱 ── 月支は節入りで決まる

月の干支も、カレンダーの月とは一致しません。 先に下の文字、つまり生まれ月の十二支(月支/げっし)を決めます。 月支は二十四節気の「節」の日に変わります。

表の読み方:自分の誕生日が入る期間の行を探し、左端の月支を読みます。期間は年によって一日ほど前後するので、境目の日の近くに生まれた人は暦で確かめてください。

月支始まる節気おおよその期間
寅月立春2月4日ごろ 〜 3月5日ごろ
卯月啓蟄3月6日ごろ 〜 4月4日ごろ
辰月清明4月5日ごろ 〜 5月5日ごろ
巳月立夏5月6日ごろ 〜 6月5日ごろ
午月芒種6月6日ごろ 〜 7月6日ごろ
未月小暑7月7日ごろ 〜 8月7日ごろ
申月立秋8月8日ごろ 〜 9月7日ごろ
酉月白露9月8日ごろ 〜 10月7日ごろ
戌月寒露10月8日ごろ 〜 11月6日ごろ
亥月立冬11月7日ごろ 〜 12月6日ごろ
子月大雪12月7日ごろ 〜 1月5日ごろ
丑月小寒1月6日ごろ 〜 2月3日ごろ

一年が寅月から始まるのは、立春が年の始まりだからです。 十二支の順(子・丑・寅…)とずれているので、最初は戸惑いますが、慣れれば大丈夫です。

月干 ── 年干から自動的に決まる

月の干は、覚える必要はありません。年干が決まれば、機械的に決まります。 この対応を五虎遁(ごことん)といいます。 「寅(=虎)から始まる五通りの並び」という意味です。

表の読み方:左端の列から、さきほど出した年干(年柱の上の字)を探します。その行を左から、寅月・卯月・辰月……の順に数えて、自分の生まれ月の干支を読みます。

年干寅月(最初の月)寅月から順に十二か月
甲・己丙寅丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉・甲戌・乙亥・丙子・丁丑
乙・庚戊寅戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未・甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑
丙・辛庚寅庚寅・辛卯・壬辰・癸巳・甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑
丁・壬壬寅壬寅・癸卯・甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑
戊・癸甲寅甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥・甲子・乙丑

使い方は、年干の行を選び、その行の寅月から自分の生まれ月まで順に数えるだけです。

やってみる
1984年(甲子)の5月20日生まれの場合。
・5月20日は立夏(この年は5月5日)を過ぎているので巳月。
・年干は甲なので、五虎遁の一行目。寅月=丙寅、卯月=丁卯、辰月=戊辰、巳月=己巳。
・したがって月柱は己巳です。
流派によるちがい 年柱を立春で切ることは、四柱推命ではほぼ全流派で共通です。 暮らしの中の「えと」は切り替えが違い、中国では旧暦の正月(春節)、日本の年賀状では元日で次の年の動物に替わります。 そのため1月〜2月初めに生まれた人は、ふだん言っている生まれ年の「えと」と、占いの年柱が一つずれることがあります。 この教科書は立春・節入りで通します。
自分の命式を出してみる

手で立てるのは練習として大事ですが、境目の日や時刻は間違えやすいところです。萬象暦占いの「人生占い」に生年月日を入れると、節入り時刻を天文計算したうえで命式の柱が出ます(「六つの占い」の四柱推命の、いちばん下の折りたたみ「命式の表」の中)。画面では、柱は左から年・月・日・時の順に並びます(右から年を置く2-1の図とは、左右が逆です)。この章で手計算した年柱・月柱と見比べてみてください。無料で、登録は要りません。

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