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萬象暦 占いシリーズ占い入門 > 命式を立てる(一)

第2部 四柱推命 / 2-2

命式を立てる(一)
年柱と月柱

まず右の二本、年柱と月柱を立てます。どちらも境目を間違えると全部ずれるので、慎重に進めてください。

暦の神が案内します。四柱推命は、東洋の占いのなかで最も精密な体系です。手順は多いですが、一つずつ踏めば必ず立てられます。

年柱 ── まず西暦から干支を出す

年の干支は計算で出せます。手順は二つだけです。

  1. 西暦から4を引く例:1984年 → 1980
  2. 10で割った余りが干、12で割った余りが支1980 ÷ 10 の余りは 0、1980 ÷ 12 の余りは 0

余りの番号は、下の表で読み替えます(0から数えることに注意してください)。

余り01234567891011
干(10で割る)
支(12で割る)

1984年なら、干の余りが0で、支の余りが0で。 年柱は甲子です。1984年が甲子の年だというのは、暦を見ても確かめられます。

もう一つ試します。2026年なら 2026 − 4 = 2022。 2022 ÷ 10 の余りは2で、2022 ÷ 12 の余りは6で。 年柱は丙午です。

ただし、一年の始まりは立春です

ここが最初の落とし穴です。1月1日ではなく、立春(2月4日ごろ)から新しい年になります。

1月〜2月上旬生まれの人は、前の年で計算します
2000年1月10日生まれの人は、暦の上ではまだ1999年です。 年柱は2000年(庚辰)ではなく、1999年(己卯)になります。

さらに、立春の日そのものに生まれた人は時刻まで見ます。 その年の立春が2月4日の11時43分なら、同じ4日でも午前10時生まれは前年、 午後1時生まれは当年です。ここは暦(万年暦)か計算ソフトで確認してください。

月柱 ── 月支は節入りで決まる

月の干支も、カレンダーの月とは一致しません。 二十四節気の「節」の日に変わります。

月支始まる節気おおよその期間
寅月立春2月4日ごろ 〜 3月5日ごろ
卯月啓蟄3月6日ごろ 〜 4月4日ごろ
辰月清明4月5日ごろ 〜 5月5日ごろ
巳月立夏5月6日ごろ 〜 6月5日ごろ
午月芒種6月6日ごろ 〜 7月6日ごろ
未月小暑7月7日ごろ 〜 8月7日ごろ
申月立秋8月8日ごろ 〜 9月7日ごろ
酉月白露9月8日ごろ 〜 10月7日ごろ
戌月寒露10月8日ごろ 〜 11月6日ごろ
亥月立冬11月7日ごろ 〜 12月6日ごろ
子月大雪12月7日ごろ 〜 1月5日ごろ
丑月小寒1月6日ごろ 〜 2月3日ごろ

一年が寅月から始まるのは、立春が年の始まりだからです。 十二支の順(子・丑・寅…)とずれているので、最初は戸惑いますが、慣れれば大丈夫です。

月干 ── 年干から自動的に決まる

月の干は、覚える必要はありません。年干が決まれば、機械的に決まります。 この対応を五虎遁ごことん)といいます。 「寅(=虎)から始まる五通りの並び」という意味です。

年干寅月(最初の月)寅月から順に十二か月
甲・己丙寅丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉・甲戌・乙亥・丙子・丁丑
乙・庚戊寅戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未・甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑
丙・辛庚寅庚寅・辛卯・壬辰・癸巳・甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑
丁・壬壬寅壬寅・癸卯・甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑
戊・癸甲寅甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥・甲子・乙丑

使い方は簡単です。年干を見て、その行の寅月から順に数えるだけです。

やってみる
1984年(甲子)の5月20日生まれの場合。
・5月20日は立夏(5月6日ごろ)を過ぎているので巳月
・年干はなので、五虎遁の一行目。寅月=丙寅、卯月=丁卯、辰月=戊辰、巳月=己巳
・したがって月柱は己巳です。
流派によるちがい 年柱を立春で切ることは、四柱推命ではほぼ全流派で共通です。 ただし旧暦の正月(春節)で切る民間の慣習も中国には残っており、 年賀の「今年は○年」と占いの年干支がずれることがあります。 また、月柱を中気(雨水・春分など)で切るという少数説もありますが、 現在ほとんど使われていません。この教科書は立春・節入りで通します。
自分の命式を出してみる

手で立てるのは練習として大事ですが、境目の日や時刻は間違えやすいところです。萬象暦占いの「人生占い」に生年月日を入れると、節入り時刻を天文計算したうえで四つの柱が出ます。無料で、登録は要りません。

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