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萬象暦 占いシリーズ占い入門 > 命式を立てる(二)

第2部 四柱推命 / 2-3

命式を立てる(二)
日柱と時柱

残りの二本を立てます。日柱は計算では出しにくいので暦を引きます。時柱は日干から機械的に決まりますが、時刻の補正という落とし穴があります。

暦の神が案内します。四柱推命は、東洋の占いのなかで最も精密な体系です。手順は多いですが、一つずつ踏めば必ず立てられます。

日柱 ── 電卓だけで出せます

日の干支は、ある日から何日たったかを六十で割った余りで決まります。 基準の日さえ決まれば、あとは日数を数えるだけです。

やっかいなのは「何日たったか」の数え方です。閏年があり、二月の日数が変わり、 明治の改暦(1872年に太陰太陽暦から太陽暦へ)もまたぎます。 そこでユリウス通日という数を使います。 はるか昔から今日まで、一日も飛ばさず通しで番号をふったものです。 これなら閏年も改暦も気にしなくて済みます。

手順 ── 電卓だけでできます
  1. 一月・二月生まれは、前の年に付け替える年から1を引き、月に12を足します。 三月から十二月はそのまま。
    2000年1月1日 なら、1999年13月1日 として計算します
  2. A と B を出すA = 年 ÷ 100(小数は切り捨て)。 B = 2 − A +(A ÷ 4 の切り捨て)。
  3. 通日 N を出すN =〔365.25 ×(年+4716)〕+〔30.6001 ×(月+1)〕+ 日 + B − 1524。 〔 〕の中はどちらも小数を切り捨ててから足します
  4. 六十で割った余りを出す干支番号 =(N + 49)を 60 で割った余り。
  5. 干と支を読む干は 干支番号 ÷ 10 の余り(0が甲、1が乙 … 9が癸)。 支は 干支番号 ÷ 12 の余り(0が子、1が丑 … 11が亥)。

やってみる ── 2000年1月1日

手順計算答え
① 前年へ付け替え一月なので 年1999・月13・日1
② A と BA=1999÷100=19
B=2−19+(19÷4=4)
B=−13
③ 通日 N〔365.25×6715〕=2452653
〔30.6001×14〕=428
2452653+428+1−13−1524
N=2451545
④ 六十で割る(2451545+49)÷60 の余り54
⑤ 干と支54÷10 の余り=4 → 戊
54÷12 の余り=6 → 午
戊午

もう一つ ── 1985年6月15日

三月より後なので、年と月はそのまま使います。A=19、B=2−19+4=−13。
〔365.25×6701〕=2447540、〔30.6001×7〕=214
N=2447540+214+15−13−1524=2446232
(2446232+49)÷60 の余りは 21。 21÷10 の余りが1で、21÷12 の余りが9で。 答えは乙酉です。

万年暦を使う手もあります 日ごとの干支が並んだ万年暦まんねんれき)という表が、 書籍でもウェブでも手に入ります。何人ぶんも続けて立てるなら、そのほうが早いでしょう。
ただしこの計算を知っていれば、表が手元になくても困りません。 表の写し間違いにも気づけます。
一日ずれると命式は別物になります。 はじめのうちは、計算と表の両方で確かめてください。

日柱が、命式の中心になります

日柱の上の文字、つまり日干があなた自身です。 これから読む通変星も、五行のバランスも、すべて日干から見て判断します。

下の文字(日支)は配偶者の座とされ、 結婚相手や、いちばん近い人との関係を読むときに見ます。

時支 ── 二時間ごとに区切る

一日を十二に割って、それぞれに支を当てます。子の刻だけが日をまたぐので注意してください。

時支時刻時支時刻
23:00 〜 00:5911:00 〜 12:59
01:00 〜 02:5913:00 〜 14:59
03:00 〜 04:5915:00 〜 16:59
05:00 〜 06:5917:00 〜 18:59
07:00 〜 08:5919:00 〜 20:59
09:00 〜 10:5921:00 〜 22:59

時干 ── 日干から決まる(五鼠遁)

月干が年干から決まったのと同じ仕組みです。 時干は日干から決まります。子(=鼠)から始まるので 五鼠遁ごそとん)といいます。

日干子の刻(最初)子の刻から順に十二刻
甲・己甲子甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉・甲戌・乙亥
乙・庚丙子丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未・甲申・乙酉・丙戌・丁亥
丙・辛戊子戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳・甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥
丁・壬庚子庚子・辛丑・壬寅・癸卯・甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥
戊・癸壬子壬子・癸丑・甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥
やってみる
日柱が丙戌の人が、午後3時20分に生まれた場合。
・15時20分は申の刻
・日干はなので、五鼠遁の三行目。子=戊子、丑=己丑…と数えて、申=丙申
・時柱は丙申です。

時刻の補正 ── ここで多くの人がずれます

その一 地方時

日本の時計は東経135度(明石)を基準にしています。 しかし太陽が真南に来る時刻は場所によって違うので、生まれた土地の実際の時刻に直す流派があります。

おおよそ東京で19分早く、福岡で18分遅いと考えてください。 東京で朝9時10分に生まれた人は、補正すると9時29分。 辰の刻(7〜9時)ではなく巳の刻(9〜11時)になります。

その二 二十三時台の扱い

23時00分から23時59分に生まれた人は、流派によって日柱が変わります。

0時説(夜子時)日付は0時に変わる。日柱はその日のまま、時支だけ子にする
23時説(正子時)子の刻に入った時点で日が変わる。日柱を翌日にする

その三 サマータイム

日本では1948年から1951年の夏(5月〜9月ごろ)にサマータイムが実施されていました。 この期間に生まれた人は、時計が一時間進められていたので一時間戻して計算します。

出生時刻が分からないときは

母子手帳や出生届で分かることが多いのですが、どうしても分からない場合もあります。

そのときは三柱(年・月・日)だけで読みます。時柱がなくても、 気質・五行のバランス・大運の巡りは読めます。読めなくなるのは、 時柱が受け持つ晩年の運、子どもとの関係、隠れた才能といった部分です。

推測で埋めないでください
「たぶん昼ごろ」で時柱を立てると、そこから先の読みが全部その仮定に引きずられます。 分からないなら空欄のまま、三柱で読むほうが正確です。
流派によるちがい地方時補正 台湾・香港系は補正するのが主流。日本の書籍は補正しないものが多い。
23時台 0時説と23時説が拮抗。中国では23時説が優勢です。
時柱そのもの 三柱で十分とする流派も少数ながらあります。
境目にあたる人は、両方の命式を出して見比べるのがいちばん確実です。 どちらが自分に合うかは、過去の出来事と照らして判断します。
自分の命式を出してみる

手で立てるのは練習として大事ですが、境目の日や時刻は間違えやすいところです。萬象暦占いの「人生占い」に生年月日を入れると、節入り時刻を天文計算したうえで四つの柱が出ます。無料で、登録は要りません。

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