萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > ロット
第3部 西洋占星術 / 3-15
ロットは、空にある星ではありません。アセンダント(東の地平線の点)・太陽・月などの位置から、足し算と引き算で出す点です。いちばん有名な「幸運の部」は、その人が自然に恵まれやすい場面を表します。二千年ほど前のギリシャ語圏の占星術から使われてきた、古い読み方です。
星の神が案内します。天体でもハウスでもない、三つめの読みどころです。式は足し算と引き算だけです。
ロットの中で、いまも広く使われているのがこれです。パート・オブ・フォーチュンとも呼びます。式はこうなっています。
ここがロットの特徴で、初めての人がいちばん引っかかるところです。
| 見分け方 | 幸運の部 | |
|---|---|---|
| 昼生まれ | 太陽が地平線より上(7〜12ハウス) | アセンダント + 月 − 太陽 |
| 夜生まれ | 太陽が地平線より下(1〜6ハウス) | アセンダント + 太陽 − 月 |
太陽と月を入れ替えるだけです。昼は太陽が主役なので月を足し、夜は月が主役なので太陽を足す、 という考え方から来ています。
四世紀の占星術師パウルス・アレクサンドリヌスが書き残した七つが、いまも基本の組です。「萬象暦での呼び名」は、結果画面の見出しの言葉です。
| ロット | 萬象暦での呼び名と、読むもの | 昼の式 |
|---|---|---|
| 幸運 | 幸運のつかみ方。どこで恵まれるか | アセンダント + 月 − 太陽 |
| 精神 | 考えが向かう先。何を目指して動くか | アセンダント + 太陽 − 月 |
| エロス | 惹かれるもの。何を欲しがるか | アセンダント + 金星 − 精神 |
| 必然 | 避けられない縁。逃れにくい制約 | アセンダント + 幸運 − 水星 |
| 勇気 | 勇気の出し方。どこで思い切るか | アセンダント + 幸運 − 火星 |
| 勝利 | 勝ち方。何で勝ち、何に希望を持つか | アセンダント + 木星 − 精神 |
| ネメシス | つまずき方。避けにくい試練 | アセンダント + 幸運 − 土星 |
幸運と精神を先に出してください。残りの五つは、その二つを式の中で使います。 夜生まれのときは、どの式も足す側と引く側が入れ替わります。
手で計算すると、足す・引くをどこかで取り違えがちです。確かめる方法があります。
言いかえると、幸運の部と精神の部は、円の上でアセンダントを挟んで鏡の位置にあります。 片方が分かれば、もう片方もすぐに出ます。
ロットは天体と同じように、星座と、部屋(ハウス。人生のどの場面か。3-7)の両方で読みます。 たとえば幸運の部が獅子座なら「見せることで恵まれる」、10ハウスなら「仕事の場でそうなる」。
例の人なら 幸運の部は水瓶座の11ハウス。水瓶座は「仲間・新しいやり方」、11ハウスは「仲間・これから」の部屋です。 合わせると、「仲間や、所属の外のつながりから、自然と運が開けやすい人」という読みになります。 萬象暦の画面でも、この人の「幸運のつかみ方」には「変わった集まりから来ます。正面の筋よりも、横道や思わぬ知り合いのほうが早く届きます。」と出ます。
ロットに天体が重なっていれば、その天体の性質が強く出ます。 幸運の部に土星が乗っていれば、恵まれ方が「時間をかけて積む」形になります。
もとはギリシャ語圏で生まれた技法で、原語ではクレーロス(くじ・割り当て)と言います。 ヨーロッパへはアラビア語の文献を通って伝わり、その間にアラビア語圏の占星術師が新しいロットを数多く加えました。 そのため近代には「アラビアの部分(アラビックパーツ)」と呼ばれるようになりました。 近年は、元の言葉に近いロットという呼び方が増えています。
萬象暦占いの「人生占い」に、生年月日と出生時刻を入れてください。「六つの占い」の「西洋占星術」にある「七つの運の傾向」を開くと、七つのロットが昼夜の見分けつきで計算され、それぞれの読みが出ます。例の人(2000年1月1日12時・東京都)を入れれば、このページの計算と同じ幸運の部が出ます。無料で、登録は要りません。
人生占い をひらく 天体の位置でフォーチュン(昼夜の式)を確かめる