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第3部 西洋占星術 / 3-16

出生時刻が
分からないとき

ホロスコープには出生時刻が要ります。でも時刻が分からなくても、太陽から冥王星までの星座と、星どうしの角度はそのまま読めます。分からなくなるのは「人生のどの場面か」の部分だけです。このページでは、読めるところと読めないところの線引きと、時刻の探し方を見ていきます。

この記事で分かること
  • 時刻が分からなくても読めるもの、読めないもの
  • 月の星座が一つに決まる日と、決まらない日の見分け方(例:2000年5月5日生まれ)
  • 母子健康手帳などでの時刻の探し方と、「夕方ごろ」のような幅しか分からないときの使い方
  • 当て推量の時刻で読まないほうがよい理由

星の神が案内します。時刻が分からなくても、十天体の星座と角度はそのまま読めます。分からないところを先に分けておけば、確かなところから安心して読めます。

時刻が分からなくても読めるもの

読める太陽から冥王星までの星座(月は日によって)/天体どうしの角度(3-8。月がからむ角度は少しずれることがある)/火・地・風・水などの偏り(3-10)/今の空との重なり(3-12)の大きな流れ/進行の太陽(3-13)
読めないアセンダント(第一印象)/MC(社会で目指す場所)/すべてのハウス(人生の場面の部屋)/円盤の上下左右の偏り/ロット(幸運の部など。3-15)/月の星座(日によって)

つまり「何が、どんな色合いで働くか」は読めます。 読めなくなるのは「人生のどの場面で働くか」です。

性格の話の大部分は、天体と星座と角度で読めます。時刻がなくても、人物像はしっかり描けます。

月だけは、日によって決まらない

月は二日半ほどで星座を移ります。生まれた日のうちに月が次の星座へ移っていると、 時刻しだいで月の星座が変わってしまいます。

例(説明用の架空の人)
2000年5月5日生まれで、時刻が分からない人。萬象暦で計算すると、この日の月は0時に牡牛座20度、15時20分ごろに双子座へ移り、夜中の0時前には双子座5度まで進みます。 15時20分より前の生まれなら牡牛座、後なら双子座で、時刻がないと決められません。
ほかの星は、この日のうちに星座が変わりません。太陽・水星・金星・木星・土星は牡牛座、火星は双子座、天王星と海王星は水瓶座、冥王星は射手座。ここはそのまま読めます。
反対に、2000年1月1日生まれなら、月は一日中蠍座(2度〜15度)にいるので、時刻が分からなくても月は蠍座で決まりです。

月が二通りになる日は、両方の星座の説明を読んで、どちらがしっくりくるか確かめるのが実際的です。 月は「気を抜いたときに出るほう」(3-5)なので、本人か家族なら見当がつきます。

まず、探してみてください

  1. 母子健康手帳出生の記録欄に、時刻が書かれていることが多いです。
  2. 出生届の記載事項証明書出生届に書かれた内容の証明書で、出生時刻も載っています。出生届を出した市区町村に問い合わせます。請求できる人と理由に決まりがあり、保存期間を過ぎたものは残っていません。
  3. 病院の記録分娩の記録が残っていれば分かります。保存期間は施設によります。
  4. 家族の記憶「朝ごはんの前だった」「夕方のニュースの時間だった」でも、時間帯が絞れれば役に立ちます。使い方は次のとおりです。

時間帯しか分からないときは、両端で出す

「夕方ごろ」のように幅でしか分からないなら、その幅の最初と最後の二つの時刻で図を出し、両方で同じになるところだけを読みます。

たとえば先ほどの2000年5月5日生まれの人が、「夕方だった」と分かったとします。16時と19時で出してみると、月はどちらも双子座。月は双子座と決まります。 一方、アセンダントは16時なら天秤座、19時なら蠍座で、まだ決めきれません。アセンダントは二時間ほどで次の星座へ移る(3-9)ので、三時間の幅があると、こうして二つの星座にまたがることがよくあります。

当て推量の時刻では読まない

「たぶん朝だったと思う」で一つの時刻を入れると、 そこから先の読みが全部その仮定に引きずられます。

そして厄介なことに、それらしく読めてしまうのです。 仮のアセンダントで読んだ人物像が成り立ってしまうと、 後からその読みを疑うのは、とても難しくなります。

だから、幅でしか分からないなら両端で変わらないところだけを使い、決めきれないハウスは使わないと決めてしまうのが確実です。

萬象暦ではこう出ます
入力で出生時刻を「不明」にすると、萬象暦は正午(12時)の位置で天体を計算し、アセンダント・MC・ハウス・ロットは出しません。正午は一日の真ん中なので、月の位置のずれがいちばん小さく済みます。 「西洋占星術」の「占いの前提について」を開くと、月の星座が「一つに決まります」か「絞れません」かが書いてあります。絞れない日は、正午の月の星座で仮に読んだ文が「仮の読み」と断って出ます。

時刻を逆算する方法(レクティフィケーション)

過去の大きな出来事(転職、結婚、引っ越しなど)の日付に、星の動きが合うように時刻を探っていく方法があります。 「時刻の修正」という意味で、レクティフィケーションと呼びます。

ただし熟練が要り、出来事の選び方で答えが変わるうえ、答え合わせの手段もありません。 入門のうちは、出てきた時刻を「候補の一つ」として眺めるくらいにしておくのが安全です。

第3部は、これで終わりです

西洋占星術は要素が多く、最初は圧倒されます。 でも三つの顔(太陽・月・アセンダント)と 読む順番(3-11)さえ押さえれば、一枚を通して読めるようになります。 時刻が分からない人は、太陽と月の二つから始めてください。

自分のホロスコープを一枚出して、 3-11の順番どおりに読んでみてください。 一度通せば、二枚目からは格段に速くなります。

時刻が分からなくても、出してみる

萬象暦占いは、出生時刻を「不明」にしても、太陽から冥王星までの星座と角度、太陽と月の読みを出します。自分の生まれた日が、月の星座が決まる日かどうかも分かります。時間帯の幅が分かっている人は、天体の位置の道具で両端の時刻を入れ比べてみてください。無料で、登録は要りません。

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読んだら、試してみる 萬象暦占い ここで学んだ占術のうち六つを、六人の神様が合議して読み解きます。生年月日だけで、登録も要りません。すべて無料です。 占いのメニューへ ›