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第4部 九星気学 / 4-1

九星気学とは

九つの星と、八つの方位。生まれた年で「一白水星」「九紫火星」など九つの星のうち一つが「あなたの星」に決まり、その九つの星が毎年・毎月・毎日、八つの方角と中央を移っていきます。「どちらへ動くか」を決められるのが、この占いの最大の特徴です。読むだけで終わらず、行動につながります。

この記事で分かること
  • 九星気学がどんな占いで、ほかの占いと何が違うか
  • 九つの星の「ふだんの座席」を示す図(後天定位盤)の見方
  • 星が年ごとに座席を移り、それが方角の良し悪しになるしくみ
第4部 九星気学

方位の神が案内します。ここでは、九つの星がふだん座っている座席の地図と、その星たちが毎年どう席を移るかを見ます。自分の星が今年どこにいるかで、良い方角と避けたい方角が決まります。

「気学」は百年前に作られました

九星そのものは古く、中国の洛書(らくしょ)という 数の配置図に遡ります。ただし「気学」という体系は新しいのです。

園田真次郎が大正十三年(1924年)に、 中国の九星術・方位術・易を整理し直して発表しました。 つまり百年ほどの、比較的新しい体系です。

体系が整理されているぶん、学びやすく、実用的です。 日本で引っ越しや旅行の方位を見るときに使われるのは、ほぼこの気学です。

洛書 ── すべての土台になる数の配置

伝説では、夏の禹王が洛水で見た亀の甲羅に、数の模様が浮かんでいたとされます。 縦・横・斜め、どの列を足しても十五になる配置です。

↑ 南 四 南東 九 南 二 南西 三 東 五 中央 七 西 八 北東 一 北 六 北西
後天定位盤(こうてんじょういばん)。九星の基本の座席です。 縦・横・斜めのどの列を足しても十五になります

この配置を後天定位盤といい、九星気学のすべての土台になります。 南が上に描かれることに注意してください(ふつうの地図と逆です)。

それぞれの星には定位置(ふだんの座席)があります。 一白は北(図の下の真ん中)、二黒は南西(右上)、三碧は東(左の真ん中)……。 そして五黄だけは中央で、方位を持ちません。

星は毎年めぐります

九星は定位置に留まりません。年ごと、月ごと、日ごとに座席を移ります。 この移動が、方位の吉凶を生みます。

移り方には決まりがあり、中央に入る星の数が、毎年一つずつ減ります。 2024年は三碧、2025年は二黒、2026年は一白、2027年は九紫。九年で一巡します。

たとえば2026年なら
2026年は一白水星が中央に入る年です。この年の星の並びでは、五黄土星が南に回ります。 五黄が回った方角は五黄殺、その正反対の北は暗剣殺と呼ばれ、引っ越しのように長く続く移動では避ける方角です。
1984年生まれの人の星は七赤金星(出し方は4-3)。この人の星は、2026年は南西の座席にいます。自分の星がいる南西と、その反対の北東も、この人には避けたい方角です。 残った方角のうち、七赤(金)を生む土の星がいる東と北西が、この一年の良い方角の候補になります(見つけ方は4-6)。

ある年の星の並びを書き出した図を年盤(ねんばん)、ある月のものを月盤、ある日のものを日盤と呼びます。 年盤は立春から次の立春の前まで、月盤は節入り(暦の上での月の変わり目)から次の節入りの前まで、日盤はその日だけ使う図です。 引っ越しのように長く続くことは年盤、日帰りの外出は日盤、というように、用事の長さで見る図を変えます(4-5 年盤・月盤・日盤)。

他の占いとの違い

四柱推命・西洋占星術生まれ持った傾向に加え、時期による変化も読む
九星気学年や月の巡りと方位を組み合わせ、「いつ、どちらへ動くか」も考える

ここが九星気学の性格です。「あなたはこういう人です」で終わらず、 「だから今月は東へ行くとよい」まで言います。 占いを行動に落とすという点で、他とはっきり違います。

使うのは生年月日だけ
出生時刻も場所も要りません。生年月日さえ分かれば本命星が出ます。 気軽に始められるのが利点ですが、そのぶん 同じ年に生まれた人は全員同じ本命星(生まれ年の星。4-3)になります。 生まれた月から出す月命星(4-4)と組み合わせて、ようやく八十一通りです。
自分の本命星を出してみる

「占術ごとに占う」の九星気学では、生年月日を入れると本命星・月命星と、今年の年盤(星の並びと、良い方角・避けたい方角)が出ます。立春の境目は天文計算で時刻まで判定するので、一月生まれ・二月上旬生まれでも間違えません。萬象暦占いの人生占い(六つの占い → 九星気学)でも同じものが見られます。無料で、登録は要りません。

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