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萬象暦 占いシリーズ占い入門 > 流派によるちがい

第4部 九星気学 / 4-8

流派によるちがい

九星気学は百年のあいだに枝分かれしました。同じ生年月日でも、流派によって答えが変わります。ここではその実態を、隠さずに書きます。

方位の神が案内します。盤が作れれば、方位が読めます。方位が読めれば、いつどちらへ動くかが決まります。

大きく二つの系統

気学園田真次郎が大正十三年に体系化。日本で最も普及。方位の実践に重点
方鑑(ほうかん)気学以前からある方位術の総称。中国の奇門遁甲や家相の系統。より複雑

一般に「九星気学」と呼ばれているものは、ほぼ気学です。 この教科書も気学で説明しています。

答えが割れる箇所

項目主な立場
年の境目立春で切るのが主流。ごく一部に旧正月で切る流派
傾斜の求め方月盤を使う/定位盤を使う/月命星をそのまま傾斜とする。三通りある
凶方位の数六つ(この教科書)/小児殺・定位対冲を加えて八つ/五黄殺と暗剣殺だけの三つ
日盤を使うか使う流派と、年盤・月盤だけの流派
方位の起点自宅/住民票の住所/三か月以上滞在した場所
磁北か真北か真北が主流。一部に磁北
効果が出る時期四年後・四か月後・四日後という「四の法則」が主流だが、根拠は流派の伝承

流派が割れることを、どう考えるか

正直に書きます。同じ人を占って、流派によって別の答えが出るのは、 占いとして弱いところです。

物理法則なら、測り方が違っても同じ答えになります。 そうならないということは、九星気学が測っているのは 自然法則ではないということです。

ではどう向き合えばよいか。この教科書の立場を書いておきます。

  1. どの流派の話をしているかを、必ず明示する「気学ではこう」と言えば、話が食い違いません。
  2. 流派の違いで答えが変わる箇所は、断定しない傾斜のように三通りある項目を、一つに決めて語らない。
  3. 複数の流派で共通する部分を重く見る五黄殺・暗剣殺・歳破はどの流派も凶とします。共通するところは、それだけ長く使われて残ったものです。
迷ったら、使わないという選択もあります
凶方位を数えていくと、使える方位がほとんどなくなる年があります。 そういうときは方位を見ないという判断も正当です。
九星気学は行動を助けるための道具です。 道具に行動を縛られたら、本末転倒です。

第4部は、これで終わりです

九星気学は、学ぶのが早く、実践しやすい占いです。 生年月日だけで本命星が出て、盤が作れて、方位が読める。 四柱推命が数か月かかるところを、数日で使えるようになります。

そのぶん粗い占いでもあります。九種類しかない本命星で人を語ると、必ず外れます。 方位という実用の部分に絞って使うのが、いちばん健全な付き合い方だと思います。

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