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第4部 九星気学 / 4-7

吉方位の使い方

自分にとって良いとされる方角(吉方位・きっぽうい。出し方は4-6)が分かったら、次は実際に出かける番です。どこから測るのか、どれくらい離れるのか、どれくらい滞在するのか。旅行や引っ越しの計画にそのまま使える、実践の話をまとめます。

この記事で分かること
  • 方角を測る起点(自宅)と、地図で方角を確かめるときの注意
  • どれくらい遠くへ行き、何泊すると「方位を使った」ことになるとされるか
  • 吉方位を暮らしに取り入れるときの、よい使い方と避けたい使い方

方位の神が案内します。地図アプリを開いて、自宅から行ってみたい場所の方角を測りながら読んでください。方角・距離・日にちの三つがそろうと、旅の計画が一つ立ちます。

どこから測るのか

方位の起点は自宅です。正確には 「その時点で寝起きしている場所」とされます。

出張先から動く場合も、起点は自宅のままです。 引っ越しや長期の滞在でしばらく寝起きしていれば、その場所に起点が移ると考えます。何日で移るとみるか(三か月など)は、流派によって違います。

磁北か真北か
地図の北(真北)と、方位磁石の北(磁北)はずれています。 日本では磁北のほうが西へ5〜9度ほどずれています(国土地理院によると、那覇で約5度、札幌で約9度)。
九星気学では真北を使う流派が多く、この教科書も真北で説明します(磁北を使う流派もあります)。 地図アプリで方位を測れば真北になるので、そのまま使えます。

方位の区切り方

九星気学の八方位は、幅が二種類あります。

北・東・南・西それぞれ30度。四つの正方位は狭い
北東・南東・南西・北西それぞれ60度。四隅は広い

30 × 4 + 60 × 4 = 360度。これは十二支を方位に配当した名残です。 正方位は境目が狭いので、ぎりぎりの角度は避けるのが安全です。

たとえば自宅から見て、真東から北へ20度ずれた場所。ふだんの感覚では「ほぼ東」ですが、 東の範囲は真東の左右15度ずつしかないので、九星気学では北東として扱います。 地図アプリで自宅と目的地を線で結び、角度を確かめてから決めると間違えません。

距離と時間の目安

表の読み方:自宅からの距離と泊まる日数の組み合わせで、どの盤(4-5)の吉方位として見るかが分かります。

距離滞在効果の目安
十キロ以上日帰り日盤の吉方位として。ごく軽い
五十キロ以上一泊月盤の吉方位として。旅行の基本
百キロ以上三泊以上しっかり効くとされる範囲
引っ越し居住年盤で見る。もっとも重い方位取り

距離や泊数の数字は流派によって違いますが、 「遠いほど、長いほど強い」という考え方は共通です。

たとえば:七赤金星の人が、東の温泉へ一泊する
4-6の例の七赤金星の人(1984年生まれ)なら、2026年の年盤では東が吉方位の候補でした。 自宅から東へ60キロほどの温泉に一泊するなら、表の「五十キロ以上・一泊」にあたるので、出かける月の月盤も見ます。
・2026年10月(寒露の10月8日から、立冬の前日の11月6日まで)の月盤では、東に七赤金星が回っています。自分の星がいる方角なので本命殺にあたり、この月は避けます。
・2026年11月(立冬の11月7日から、大雪の前日の12月6日まで)の月盤では、東に六白金星がいて、凶方位に当たりません。同じ金の星なので、穏やかに力が合う方角です。
同じ温泉でも、十月の予定を十一月にずらすだけで、年盤と月盤の両方がそろいます。月盤の作り方は4-5で扱いました。

吉方位へ行ったときは、その土地の水を飲む・温泉に入る・土地のものを食べると よいとされます。「その方角の気(その土地の力)を体に取り入れる」ためと説明されます。

効果が出るまでの時間

九星気学では、方位の効果は時間をおいて表れるとされます。 よく知られているのは、一・四・七・十・十三の区切りで表れる、という説明です。

表の読み方:左の列で、どの盤の吉方位を使ったかを探し、右の列の区切りを目安にします。

種類効果が表れるとされる時期
日盤の吉方出かけた日から数えて、一・四・七・十・十三日目ごろ
月盤の吉方一・四・七・十・十三か月目ごろ
年盤の吉方一・四・七・十・十三年目ごろ

この時期の区切りは、気学の中で受け継がれてきた目安で、流派によって数え方に違いがあります。 使うなら、出かけた日を手帳に書いておき、区切りの時期に「何が動いたか」を振り返るのがおすすめです。自分の暮らしの節目を見直すきっかけになります。

役に立つ使い方

九星気学の方位取りには、暮らしの中ですぐ役立つ面があります。

  1. 行動の口実になる「今月は東が吉だから」と決めれば、動くきっかけができます。何もなければ人は動きません。
  2. 時期をずらす選択肢が出る「やめる」ではなく「来月にする」という答えが出せます。急いで決めなくてよくなります。
  3. 迷いを断ち切れる引っ越し先が二つで決まらないとき、方位という外の基準があると決められます。

反対に、次の使い方は避けたい使い方です。

方位は、背中を押し、動く時期を選ぶための道具です。 やりたいことを叶える順番づくりに使うと、いちばん力を発揮します。

今年の盤と、自分の方位を見る

「占術ごとに占う」の九星気学では、あなたの本命星から見た今年の年盤の吉方位・凶方位が出ます。その下の「今日出かけるなら」の欄には、今年・今月・今日の盤を重ねて、どの盤でも凶に当たらない方角が示されます。引っ越しは年盤、今日の外出は「今日出かけるなら」の欄、と用事に合わせて見てください。先の月の旅行は、4-5の表でその月の月盤を作って確かめます。立春と節入りは天文計算で判定しています。無料で、登録は要りません。

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