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第4部 九星気学 / 4-6

方位の吉凶

九星気学では、引っ越しや旅行で向かう方角に、そのときどの星が回っているかで良し悪しを見ます。盤(4-5)ができたら、避けるべき方位(凶方位・きょうほうい)を先に確定します。凶方位は誰にとっても凶のものとその人だけに凶のものの二種類があります。

この記事で分かること
  • 「避けたほうがよい」とされる方角の種類と、それぞれの見つけ方
  • 自分の星と相性のよい方角(吉方位)の選び方
  • 2026年の年盤で、七赤金星の人の凶方位と吉方位を実際に出す例

方位の神が案内します。盤ができたら、まず避けたい方角を消し、残った中から自分に合う方角を選びます。2026年の七赤金星の人を例に、一枚の盤で最後まで出してみます。自分の星に置き換えながら読んでください。

まず凶方位を消していきます

九星気学の方位取りは、吉を探すより先に凶を消すのが手順です。 八方位のうち凶を除き、残ったところから自分に合う方位を選びます。

表の読み方:「出し方」の列が、盤のどこを見ればその凶方位が分かるかです。「回座」は、その星がその方角へ回ってきている、という意味です。「性質」は、その方角へ動いたときに起こりやすいとされることです。

凶方位読み出し方性質
五黄殺ごおうさつ五黄土星が回座した方位自分の内側から崩れる。判断を誤り、自分で招く失敗
暗剣殺あんけんさつ五黄殺の正反対の方位外から突然くる。他人が原因の災い。予測できない
本命殺ほんめいさつ自分の本命星が回座した方位無理が体に出る。健康を損ないやすい
本命的殺ほんめいてきさつ本命殺の正反対の方位人間関係のこじれ。身内や近い人との問題
歳破さいはその年の十二支の正反対の方位約束や契約が壊れる。年盤でだけ見る
月破げっぱその月の十二支の正反対の方位歳破の月版。作用は歳破より小さい
誰にとっても凶五黄殺・暗剣殺・歳破・月破。全員に共通
その人だけ凶本命殺・本命的殺。本命星によって方位が違う

表の「性質」は、その方角へ引っ越しや旅行で出かけ、一定の時間を過ごしたときに起こりやすいとされる、伝統的な読みです。毎日の通勤や近所の買い物まで避けるものではありません。距離と日数の目安は4-7で扱います。

歳破の出し方

その年の十二支(えと。子・丑・寅……)が座る方位の、正反対です。 十二支には、それぞれ決まった方角があります(1-4 十二支)。 2026年は午年で、午は南。したがって歳破は北です。

表の読み方:左の列でその年の十二支を探し、右端の「盤で見るマス」を見ます。盤のマスは八つの方角(と真ん中)しかないので、十二支の細かい方角(北北東など)は、それを含むマスで見ます。4-5で作った盤でも、「占術ごとに占う」の九星気学の画面でも、歳破は右端のマスに付きます。

年の十二支支の方位歳破(反対)盤で見るマス
子北南南
丑北北東南南西南西
寅東北東西南西南西
卯東西西
辰東南東西北西北西
巳南南東北北西北西
午南北北
未南南西北北東北東
申西南西東北東北東
酉西東東
戌西北西東南東南東
亥北北西南南東南東

たとえば来年の2027年は未年なので、歳破は北北東。盤では北東のマスが歳破になります。2028年(申年)も同じ北東のマスです。

2026年の凶方位を、実際に出してみる

2026年の年盤は、中宮(盤の中央)が一白、五黄が南でした(4-5の図)。 年盤なので、ここで出す凶方位は2026年の立春から2027年の立春の前までの一年を通してのものです。

七赤金星の人にとって、2026年は南・北・南西・北東が凶。 残るのは東・西・南東・北西の四方位です。

凶方位が重なると強くなります
この例では北が暗剣殺と歳破で重なっています。 こういう方位は特に避けるべきとされます。
本命殺が暗剣殺や歳破と重なる年もあります。2026年の六白金星の人は、 北が暗剣殺・歳破・本命殺の三重、南が五黄殺と本命的殺の二重になります。

吉方位の考え方

凶を消したあと、残った方位から自分と相性のよい星がいる方位を選びます。

  1. 自分の本命星の五行を確認する七赤金星なら「金」。
  2. 盤を見て、残った方位にいる星の五行を見る
  3. 相生の関係なら吉自分を生む五行(金にとっては土)と、自分が生む五行(金にとっては水)がいる方位。

相生(そうじょう)は、五行の一方がもう一方を生み育てる関係です(1-2 五行)。星の五行は、名前の三文字目で分かります(八白土星なら土)。

自分を生む星がいる方位を「生気(せいき)」、 自分が生む星がいる方位を「退気(たいき)」といい、 同じ五行がいる方位を「比和(ひわ)」といいます。 どれも吉ですが、生気がもっとも強いとされます。

たとえば上の例の七赤金星(金)の人が2026年の年盤で見ると、凶を除いて残るのは東・西・南東・北西でした。 このうち東には八白土星、北西には二黒土星がいます(4-5の図)。どちらも土で、金を生む星なので生気にあたり、 東と北西が、この一年の吉方位の候補になります。 西の三碧木星(木)と南東の九紫火星(火)は、金とは相生にも比和にもならないので、吉方位には入りません。

流派によるちがい ・小児殺 子どもだけに働く凶方位を立てる流派があります。
・定位対冲 その星の定位置の反対に回座した場合を凶とする流派があります。
・月破を見るかどうか 年盤しか見ない流派もあります。
凶方位を増やしすぎると、どこへも行けなくなります。 この教科書は上の六つに絞っています。
今年の盤と、自分の方位を見る

「占術ごとに占う」の九星気学では、あなたの本命星から見た今年の年盤で、五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺・歳破の凶方位と、生気・退気・比和の吉方位が九つのマス目で出ます(画面のマス目は北が上です)。今日の月盤・日盤とも重ねて、どの盤でも凶に当たらない方位も示します。無料で、登録は要りません。

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