萬象暦 占いシリーズ > 占い入門 > 感受点
第3部 西洋占星術 / 3-9
ホロスコープには、星そのもののほかに、星と同じくらい大事に読む「点」があります。いちばん大事なのは、円盤の四つの角 ── 東の地平線、西の地平線、てっぺん、足元です。ここから第一印象、惹かれる相手、社会で目指す場所、帰る場所が読めます。こうした点をまとめて「感受点」と呼びます。
星の神が案内します。星のない「点」にも意味があります。とくに東の地平線の点(アセンダント)は、太陽・月と並んで、最初に見る場所です。
ホロスコープの円盤は、生まれた場所から見た空を写したものです(3-2)。 その四つの角には、生まれた瞬間の地平線と、空の真上・真下の方向が描かれます。まず全体を表で見ておきます。
| 図の位置 | 呼び名 | 読むこと |
|---|---|---|
| 左端 東の地平線 | アセンダント(ASC) | 人から見たあなた。第一印象と、ものごとの始め方 |
| 右端 西の地平線 | ディセンダント(DSC) | 惹かれる相手。自分にないもの |
| てっぺん 南の空の高いところ | MC | 社会で目指す場所。仕事と世間での役割 |
| 足元 真下の方向 | IC | 帰る場所。家と心の土台 |
この四点を「四つのアングル(角)」とも呼びます。どれも、その点にどの星座が来ているかで読みます。
生まれた瞬間、東の地平線から昇ってきていた星座です。 円盤の左端にあり、1ハウス(自分の部屋)の始まりにあたります。
読みは「他人から見たあなた」。第一印象、雰囲気、体つき、 何かを始めるときのやり方。本人の自覚とずれやすい部分です。
例の人なら アセンダントは牡羊座。初対面では、はっきりして元気な人に見えます。反応が速く、頼もしい第一印象です。
アセンダントの真向かい、円盤の右端です。 生まれた瞬間に西の地平線へ沈もうとしていた星座で、7ハウス(一対一の相手の部屋)の始まりにあたります。
読みは「自分にないものを持っている人」。 結婚相手、仕事の相棒、ライバル。惹かれる相手と、いちばん揉める相手は、同じ性質を持っていると読みます。
アセンダントとディセンダントは必ず正反対の星座になるので、一組で読みます。 「自分をこう見せている(ASC)から、その逆を相手に求める(DSC)」という一つの文にするのがこつです。
例の人なら アセンダントが牡羊座なので、ディセンダントは天秤座。自分で押し切る人が、間に立って調整してくれる人に惹かれ、支えられるという形です。
生まれた瞬間、南の空の高いところ(昼の太陽が通るあたり)にあった星座の点です。 円盤ではてっぺんに描かれます。萬象暦の図では、10ハウス(社会での立場の部屋)の始まりです。
読みは「社会に向けた顔」。仕事、たどり着きたい場所、 世間から見た自分の役割です。太陽が「なりたい自分」なら、 MCは「社会の中でどう見られたいか」にあたります。
例の人なら MCは山羊座。時間をかけて実績を積み、責任ある立場で頼られることを目指す人です。
MCの真向かい、円盤の足元の点です。萬象暦の図では、4ハウス(家庭の部屋)の始まりです。
読みは「帰る場所」。生まれた家、家族、育ち、心の土台。 MCが人に見せる顔なら、ICは誰にも見せない足元です。
MCとICも一組です。MCで高く登る人ほど、ICの足元が問われます。 家や心の土台が落ち着かないまま社会での上昇だけを追うと、うまくいっても満たされない ── そう読みます。
例の人なら ICは蟹座。気心の知れた人と囲む食卓が心の土台です。仕事(MCの山羊座)で踏ん張れるのは、帰れる場所があるときです。
月が空を通る道と、太陽が一年かけて空を一周する道は、少し傾いて交わっています。 その交わる二つの点が「月の交点」です。星があるわけではなく、計算で求める点です。
この二点は必ず正反対にあります。 「テイルの側は得意。でもそこに留まらず、ヘッドの側へ出ていく」と読みます。
この交点の近くで新月や満月が起きると、日食・月食になります。 日食を「魔物(龍)が太陽を飲み込む」と語るインドの神話と結びついて、龍の頭・尾と呼ばれるようになったと言われます。
アセンダント・太陽・月の位置から、足し算と引き算で出す点です。「幸運の部」とも呼びます。 読みは「その人が満たされる場所」。どの星座・どのハウスにあるかで、幸せを感じやすい場面を読みます。
このように計算で出す点を「ロット(アラビックパーツ)」と呼び、パート・オブ・フォーチュンはその代表です。 計算の式と、昼生まれ・夜生まれで式が変わる話は、3-15 ロットにまとめてあります。
例の人なら 幸運の部は水瓶座の11ハウス(仲間・これからの部屋)。仲間や、所属の外のつながりから運が開けやすい人です。
ここまでと違い、キロンは実在する天体です。 1977年に見つかった小さな天体で、土星と天王星のあいだあたりを回っています。 惑星より小さく、回り方も変わっているため、十天体には入れず、感受点と同じ仲間として読むことが多い星です。
読みは「治りにくい傷と、そこから出てくる力」。 名前はギリシャ神話の賢者ケイローンから来ています。 あらゆる病を癒せるのに、自分の傷だけは癒せなかった人物です。
キロンのある星座とハウスは、 その人が何度も同じところでつまずく場所を示すとされます。 そして同時に、同じことで困っている人を助けられる場所でもあります。 痛みを知っているから分かる、という読み方です。
見つかったのが1977年なので、それより前の占星術の本には出てきません。重く見る流派と、使わない流派があります。
萬象暦占いの「人生占い」に、生年月日と出生時刻を入れてください。「六つの占い」の「西洋占星術」で、アセンダントの星座と読み、円盤の四つの角が見られます。例の人(2000年1月1日12時・東京都)を入れれば、このページと同じ星座が出ます。無料で、登録は要りません。
萬象暦占い をひらく 天体の位置の道具で、月の交点(ノード)・キロン・幸運の部(フォーチュン)の位置を見る