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萬象暦 占いシリーズ占い入門 > 十二支

第1部 東洋の占いの基礎 / 1-4

十二支

子・丑・寅……。動物のイメージが強いと思いますが、もとは時間と方位の割り方です。動物は、庶民に覚えさせるために後から当てられました。

暦の神が案内します。十二支は、一年を十二に割り、一日を十二に割り、方位を十二に割ります。占いで使うのは動物ではなく、この割り方のほうです。

動物は後から当てられた

十二支(じゅうにし)は、もともと十二の順序を表すだけの記号でした。 一・二・三……と同じで、それ自体に鼠や牛の意味はありません。

動物が当てられたのは中国の漢の時代ごろとされ、文字を読めない人にも順番を覚えてもらうためでした。 つまり覚え歌のようなものです。ですから 「寅年生まれだから虎のように勇ましい」という読み方は、占いとしては根拠が弱くなります。 占いで使うのは、その支が持つ五行・陰陽・季節・方位のほうです。

十二支の一覧

読み動物五行陰陽方位時刻
11月23〜1時
うし12月北北東1〜3時
とら1月東北東3〜5時
2月5〜7時
たつ3月東南東7〜9時
4月南南東9〜11時
うま5月11〜13時
ひつじ6月南南西13〜15時
さる7月西南西15〜17時
とり8月西17〜19時
いぬ9月西北西19〜21時
10月北北西21〜23時

時刻の「午」は、いまも使っています

一日を十二に割り、それぞれに支を当てたものを十二辰刻じゅうにしんこく)といいます。 一刻はいまの二時間です。

真ん中の午(うま)の刻は、いまの十一時から十三時。その真ん中が正午です。 午前・午後という言葉は、この午の刻を境にした呼び方で、今も毎日使われています。 怪談に出てくる「丑三つ時」は、丑の刻(一時〜三時)を四つに割った三番目、 午前二時から二時半ごろを指します。

土は季節の変わり目に置かれる

五行の欄を見ると、辰・未・戌・丑の四つが土になっています。 この四つは季節と季節のあいだに位置しています。

土が受け渡し役だという五行の性質が、そのまま十二支の配置にも表れています。 この四つを四庫しこ)または四墓と呼び、 四柱推命では「ものを溜め込む支」として特別に扱います。

十二支の「月」は、旧暦の月ではありません
表の「月」は、節入り日で区切った月です。たとえば寅月は、 立春(2月4日ごろ)から啓蟄(3月6日ごろ)の前日まで。 カレンダーの1月でも旧暦の1月でもありません。 ここは間違えやすいので、1-6 暦と節入りで詳しく扱います。
流派によるちがい 支の五行・陰陽・方位の対応は共通です。 分かれるのは方位を十二に割るときの角度で、 十二支をそのまま30度ずつに割る方法と、 九星気学で使う八方位+十二支の混在(子午卯酉は30度、他は60度)があります。 方位を実際に使う場面(吉方位取り)では後者が主流です。
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