占い入門BANSHOREKI

萬象暦 占いシリーズ占い入門 > 自然を読む

第13部 占いの道具 / 13-3

自然を読む

道具を作らない占いがあります。自然にできた形を、そのまま読むのです。いちばん古い形の占いで、文字が生まれるきっかけにもなりました。

「卜」という漢字は、ひび割れの形です

占いを意味する(ぼく)という字は、 亀の甲羅に入ったひびの形をそのまま写した象形文字です。

そしてという字は、その「卜」の下に「口」を置いた形。 ひび割れを見て、口で告げるという意味になります。

甲羅に占いの内容と結果を刻んだものが甲骨文字で、 これが現在確認できる漢字のいちばん古い形です。 つまり、漢字は占いの記録から始まっています

占いが文字を生んだ
殷の時代、王は毎日のように亀卜を行い、その内容を甲羅に刻んで保管しました。 「いつ雨が降るか」「この戦に勝てるか」。
記録を残す必要が文字を育て、その文字がいまの漢字になっています。 占いは、人類が書くことを始めた理由の一つでした。